「努力をした人に栄冠は訪れます。でもね、一つの努力で効率よくあれもこれもって、夢を描く人がいます。一つの努力はせいぜい一つの達成です。努力、修練を積んでまたこの舞台に来てください」
表彰式での書家・紫舟の言葉が胸に刺さりました。
第11回書道パフォーマンス甲子園は福岡県立八幡中央高等学校連覇を果たしました。
南海放送賞とのダブル受賞です。
実は一番先に南海放送賞を発表するんです。例年なら当社の賞に入ると優勝ではない!・・・が通例なんですが、今年から重複受賞を認めて貰いました。
生徒はそれを知らない・・・。優勝を狙っていたチームはショックだったかもしれませんが、(15分だけ我慢してね・・・と心の中で念じていました)
南海放送賞はテレビ画面にした時に一番インプレッションの高いチームに差し上げたかったんです。
クィーンの「WE WILL ROCK YOU」をバックに赤字でROCK YOUと書き上げた瞬間、♫ロック・ユーの声がぴたりと決まってました。
審査員席で、思わず「カッコいい」と声を上げてしまい、紫舟に笑われました。
クィーンのサビと紫舟の言葉が残った大会でした。
因みに南海放送賞にしたかったもう一つの候補は広島立神辺旭(かんなべあさひ)高等学校の「熱戦」。
彼女らは「紫舟賞」を受けました。
紫舟賞を貰うと、彼女手書きの表彰状がいただけます。
※「WE WILL ROCK YOU」1977年 Queen
次々に楽しいテレビCMを打ち出してくるエステーの鹿毛康司さん。
宣伝担当役員だけれどクリエイティブ・ディレクターでもあります。
放送局の立場から言えば大スポンサーなんですが、なんだか大学の同級生的なお付き合い(同窓だけど本当は僕がちょっと上)をさせて貰っています。
今回、松山に同行してきたこの女性。
新しいCMタレントさん?或いは鹿毛さんのスタイリストさん?・・・と名刺交換したら、なんと?!エステーの宣伝部の社員・井出瑞樹さん(通称、花子)
「こいつ西川くん(貴教)の大ファンでCM観て、エステーに入ったらそばにいれるかも?とウチを受けに来たんです。それは役員面接で隠し通して・・・ふざけた奴でしょ」と鹿毛さん。
「しかも、花子はタメ口で喋るんです・・・」と。
上司に愛されているのがわかります。
「違いますよ。鹿毛さんに注意しただけですよ。そのツイッターの書き方では若い人に刺さりませんよ、と」
天下のクリエーターの文章も添削するらしい(笑)
エステーの元気イメージの源はこんな所にもあるのかもしれません。
「田中さんさ。今度始めてラジオCMも創ってみたんだ、聞いてくれる??」と、聴かされたラジオCM。
うん、いいです。楽しいです。
きっと全国に先駆けて当社で流してくれると思います(笑)。
最後の一行は酔っ払った勢いで・・・。
佐野元春の「サムディ」がデスクサイドに流れています。
振り向けば、暑さに茹だる松山城です。
♪ 手おくれといわれても
口笛で答えていたあの頃
誰にも従わず 傷の手当もせず
ただ 時の流れに身をゆだねて ♪ (詞・佐野元春)
僕にとってのサムディ。今年は8月25日(土)。
午前中に伊予市で母の一周忌。
夜は東温市で劇団システムキッチンの旗揚げ公演「あゆみ」。
そして・・
23時からは年に一度、恒例のラジオ生放送。
「和彦・はつみのザ・青春シャッフル」(23時~25時)
23時55分から24時までの5分間にシンデレラ許可タイム「大集合写真撮影」をやります。
24時間テレビ募金のついでにでも南海放送PALスタジオにいらしてください。
※「SOMEDAY」佐野元春 1981年
かつての上司。
86歳におなりになった先輩から膨大な資料が届けられました。
先日の社友会で、映画「ソローキンの見た桜」のあとは、時間が出来たらロシア兵墓地を全国に知らしめた作家・才神時雄をラジオドラマにしたい・・と談笑したのを覚えてくださっていたようです。
才神時雄。ラジオ南海時代の(今でいう)パーソナリティ。
作家と言うよりは赤貧にあえいだ気骨ある文士。
きっと家族には愛されなかったんじゃないだろうか?!・・それとも。
昭和45年8月23日の才神さんからのハガキ。
「松山収容所」の出版がこの年の7月25日でしたから、その頃です。
孫に教わったおまじない・・。
「どうぞ時間ができますように」とお祈りしながら真似してみようかしらん。
松山空港からタクシーに乗る。
いい音楽がかかっている。
これはCDかなんかですか?
「いえ。車のハードディスクにパソコン編集した好きな曲をいれているんです」
JDサウザーが流れているんでびっくりしました。
「よく、ご存知ですね」
(ま。イントロだけで曲名が浮かんでくる仕事を20年くらいしていたもので・・・と心の中で)
ビートルズのも渋い選曲だったし。
「私、今ビートルズのコピーバンドやっているんです。中学時代から勉強もしないでエレキギターばっかしやってました」
なるほど。あっ?!「雨にぬれても」だ。
「凄いご存知ですね。お幾つですか。わたしは59です」
はい。64です。
「同世代ですね。だからかぁ・・・」
なんだかいい時間でした。ありがとうタクシードライバー。
※「雨にぬれても」B.J.トーマス 1969年