『塩野七生さんと一緒の時間』

In Categoryヒコヒコ日誌
By田中和彦

講演が始まりました。塩野七生さんの最初の一言。
「私は物書きです。物書きはたった一人の為にいつも書いています。今日は沢山いらしているけど(会場は満員の400人)自分一人の為に私が話していると思ってください」
(はい!!声をだしそうな気になります。それってラジオの喋り手と同じ感覚です)
「子規だ漱石だと松山では言うんでしょうけど、私は秋山好古が好き。昨日、お墓に行きましたよ。好古の事なら書きたい。彼のいいところは、あれだけのキャリアがありながらさっと田舎に帰って北予中学の校長になったりしたでしょ。松山ってそんなにいい所なの?!だから来てみたかったの」
今回の講演会のギャランティーはいらない。
若い人の為に使って…と言われましたから愛媛県下の全高校に「ローマ人の物語」全巻を贈りました。4000冊を超えます…と主催のいよぎんホールディングス三好社長のご挨拶もありました。
なんか、全てにカッコいいなあ。