『そうだ、点滴いこう。』

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By田中和彦

しつこい喉風邪、10日間。

薬を飲むためにきちんと食べ過ぎたせいか?!2キロ体重が増えてました(笑)

病を得て、太ってどうするねん。

ま、動いてないしね。お陰で右膝が痛まない・・・。鎮痛剤がこっちにきいたのかも。

昨日の反戦軍人・水野広徳の慰霊祭では、墓前法要のあと「坊っちゃん劇場」の近藤誠二さんと村上幸央さんが、

軍人時代の水野と反戦に目覚めた水野を演じてくれました。(流石のお二人。迫力ありました)

軍国時代の中で、反戦軍人として生きた真のジャーナリスト水野。

現代の日本は政府に文句言おうが、反対しようが、命の危険や身分を喪うことはありません。

が、“昭和。戦前の日本”は違いました。

取材をきちんとせず、哲学もなく世論におもねる自称・ジャーナリストが最近増えているのが嘆かわしいです。

僕が入社間もない昭和53年から南海放送は本格的に水野広徳の顕彰を始めました。当時の社長(第4代)が新聞記者出身だったこともあるかもしれません。

ですから、今日は元社長(第6代)、前社長(第8代)、そして不肖第9代の僕と全員揃ってのイベントになりました。

仕事は終わった。

さ。点滴に行こう・・・。

『斎藤工!!に・・・惚れるぅ!!』

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By田中和彦

映画「ソローキンの見た桜」・・・のファーストラッシュ(荒い編集版。繋いだだけみたいなモノ)が届きました。

画像をお見せできないのが残念ですが、僕は泣けました。

一番泣けたのは「ロシア兵墓地」の秘密を追うディレクター役の斎藤工に、ヒロインの阿部純子が「なんで先輩はこんなに一生懸命なんですか?」に、答えた言葉。

「小説に書いてさ、映画にしてやろうと思うんだ」

かっ、かっ、かっ、カッコいい!

さ、さ、斎藤工が言うのと原作者の僕がつぶやくのと、なんでこんなにも違うんだぁ・・・

たっぱ(上背)があり、ハンサムで、ヒゲさえ魅力的で、完璧な長髪の斎藤工が、いたずらっぽい笑みを殺しながら低い声で、しかも横顔で言うこの台詞!・・・

「小説に書いてさ、映画にしてやろうと思うんだ」

くーっ?!カッキー!

(田中さん、そこ?!・・・爆 。はいはい)

映画の本来のストーリーとは関係ないとこだし、謎解きには触れていないから、これならプロデューサーから叱られないだろう・・・と。

以上、ラッシュを観た感想でした。

すでにラジオドラマを聴いた事がある方は、ラジオで語った「ソローキンの見た桜」と、映画が語る「ソローキンの見た桜」は、“桜の意味”が少し違います。

そこは監督さんの腕、それもいいです。

来年3月の映画公開をお楽しみに・・・。

※写真が寂しいから「露口」のオリジナルカクテル「ソローキンの見た桜」を再掲します。

『100%の幸せ。そして、もぎデリ米』

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By田中和彦

誰しもがいろんな悩みを抱えています。他人には分からないし、悩みは見えない靴の中の小石のようなもの。

家族、会社、仕事、恋、健康、お金、或いは漠然とした将来不安・・・など。

靴の小石なら脱いで捨てれば済むのに、人生では中々それができないもどかしさ。

100%の幸せはありません。

ただ、人は愚かだから一瞬勘違いします。それは悪くない幸せな誤解ですね。

僕も喉の風邪ばかりに気持ちが行っていたら右膝の痛みをすっかり忘れていて、出張中に階段スタスタ上り下りしてました(笑)・・・意味が違うか?!誤解とか幸せの。

※ ※ ※ ※

テレビスタッフが一年頑張って作った「もぎデリ米」3キロを社内販売しています。

何キロ出来たの?

「350キロ収穫出来ました。うち、50キロはお世話になった皆さんにお渡ししました」と、プロデューサー。

じゃあ、完売して売り上げ10万ちょっと?か。

農業が大変なわけだ・・・。

「はい。それより農家の皆さんの大変さがよくわかりました」

その人の世界に入ってみないと分からない事ばかりなんですよね。

『紫舟の言葉・・・僕ハきっと出来ル。』

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By田中和彦

絶不調の時だからこそ、神様は出てくるものです。

書家・紫舟から貰ったお礼のハガキ。

“僕ハきっと出来ル。”

思わず・・・泣けてきました。

先日。大阪のデパートで展示会があって、「書道パフォーマン甲子園」とかで世話になっているからと、お花を贈っていた・・そのお礼状。

大阪支社の仲間にも「いまや彼女の書は芸術だから是非、見ておきなさい」と連絡していたのです。

「田中さん。僕らにはどれも手の出ない値段でした・・・」と(下世話にそこか?!笑)

ありがとう、紫舟。

揺らいでいた自信が少し戻ってきました。

『タイムテーブルから音が聞こえる』

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By田中和彦

亀渕昭信さんとちゃんとお話しできたのは、カメさんがニッポン放送の社長を退任された後だから、10年くらい前。

僕がラジオ局長時代。

「田中君さ。その放送局の良し悪しはタイムテーブルで決まるんだよ。南海はさ、いいよ」と。

オールナイトニッポンはわずか2年か4年くらいの担当だったけど、カメさんは編成畑が長いんです。

だから昨日の「オールナイトニッポン50周年パーティ」で舞台に上がったあなたが片手にタイムテーブルを持っていて、

「僕はね。タイムテーブルから音が聞こえるんです」と。

それは僕に対する遺言のようで、改めて胸に沁みました。
(あっ、別にカメさんは病気ではありません・・・笑)

定宿ホテルのコックさんが作るオムレツ。

レストランの良し悪しは卵料理で分かる・・・って言葉と一緒に、そんな事を思い返す朝です。