20174/12
大昔に作ったこのラジオドラマをいつかテレビドラマにしたいよね、と仲間たちと妄想しているのですが・・・
「今年もまた、撮り忘れましたね」と役員さん。
ドラマにするなら桜のロケハンをしておいて映像を取りだめしておかないと・・という意味です。
『ソローキンの見た桜』のラストシーン。
主人公が「なぜ、ロシア将校ソローキンは松山に帰ってこなかったのか?」その真実を知って、
それを告げにソローキンのひ孫の女性のつとめる女学校に足早に急ぐ。。
実は、主人公はかすかな恋心を彼女に抱いていたのです。
坂道。
彼の頭上からは桜の花びらが舞い散る。
「もう一度。ソローキンにこの松山の桜を見せてやりたかった・・」
彼は心の中でつぶやきます。
そこでエンディング。
1時間ほど時間が空いたので、堀之内を散歩してきました。
青空と、何かを求めている人に「桜」はとてもよく似合います。
※ラジオドラマ『~松山ロシア人捕虜収容所外伝~ ソローキンの見た桜』
2004年6月放送、第一回日本放送文化大賞・全国最優秀グランプリ受賞作品