『雨の日は東京タワーが寂しそう』

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By田中和彦

今日は会議の為(他系列のキー局なんですが)六本木のテレビ局に行く予定。

このタイミングを利用して、東京支社の社員面談も朝一番からやりました。

面談打ち上げに、ランチは皆んなで近場の“牛タン”屋さんに…。
僕はそろそろシーズンが終わるシチューをセレクトしました。冬の名残り…ですね。

この全社員面談は4月末まで続きます。

雑談をしていると、みんなの家庭環境とか結婚のいきさつなんかが分かり、
なんだかビッグファミリーになった気がします。

ちょっと嬉しい勘違い(笑)です。

…にしても。

雨の日は東京タワーも寂しそうです。

孤高である人間がそうであるように。

『さよなら・・My Style』

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By田中和彦

南海放送を卒業して音楽活動一本で行くことにした津野紗也佳ディレクターに
今朝、退職辞令をお渡ししました。

僕のラスト作品『風の男~BUZAEMON』の音楽を担当してくれた恩人です。

いつもの派手な衣装とは違い、さすがに今日はスーツ姿でした。

「民放大会でラジオ部門の全国グランプリ表彰を受け、壇上から君が降りてきた時。
 その場でハグしたかったんだけど、人目はあるしセクハラになるし・・で、断念したことだけが心残りです」
と最後の言葉を贈りました(笑)。

厳かな退職辞令授与式ではきわめて異様なお別れの挨拶になりましたが、許してください。

敬意と想いをこめて、今朝は君の所属するバンド「ワン・フィンガー」のアルバムを社長室に流しています。

その一曲目が『My Style』。

この判断が君の人生のスタイルなら、サヨナラは・・仕方ないな。

※1 FINGERミニアルバム『ONE DREAM 2』(2016年8月リリース)

『ラジオの会』

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By田中和彦

かつて僕が創ろうとして断念した明治時代・余土村(現・松山市余土地区)の盲目の村長「森盲天外」。

制作を断念したのは盲目をラジオでどう表現するか? アイデアがなかったからです。
そのままの文章表現では僕らしくないな、と思い・・。

今度、江刺アナがラジオドラマでこの森盲天外をやるそうです。

僕の3代前の社長だったDさんが2年前に「森盲天外」生誕150年の記念公演をされた原稿を読み直していたら、
凄いことを読み落としていました。

昭和23年。この余土地区にはラジオを聴いて明るい余土村を建設しよう!と
公民館活動の一環として「ラジオの会」があったという事を・・。
勿論当時はNHKラジオだけです。

ちなみにラジオ南海が昭和28年の開局。
送信所の用地がなくて困っていた時、助けてくれたのが森千代松という当時の余土村長さん。
「ラジオの会」が盛んだったところだから、ラジオについては愛があり、ここに民間放送ができるなら応援してやろうと
一緒に土地を探してくれたそうです。
そして市坪に決まりました。

なんて、いい話なんでしょう。

僕は松山東OBではありませんが「がんばっていきまっしょい!」と自分に気合を入れたいような朝。

江刺アナにこのことは話しておかないと・・・お節介かも(笑)。

※森盲天外(1864~1934)
  伊予郡西余戸村(現松山市)出身。本名は恒太郎。
  若くして県議会議員として活躍するが、両目を失明する。
  失意の中で、一粒の米を手にして心眼を開き比叡山で修行をした。
  その後、余土村村長に推され、模範村の盲目村長として名をあげた。
  晩年は青年教育のため道後に「天心園」を開き道後湯之町町長を務めた。
  失明から心眼を開くまでの事情を『一粒米』につづった。
  俳句をよくし、正岡子規に師事し「天外」の号を受けたが自らは「盲天外」と称した。

※南海放送ラジオ「森盲天外 ラジオドラマ・シンポジウム」
  4月16日(日)12:00~14:00放送

『静謐であること。そして小さな誤解』

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By田中和彦

春を前にして机上を片づけました。
室内にはパソコンからロックが流れていようと、僕に今、一番必要なのは「静謐」です。

「ラジオの好きな社長だから、さぞや現場には煩いんだろうな」と世間では思われているらしいです。

小さな誤解ですね。

僕は自分が部長時代や局長時代にやりたいようにやらせてもらったから、
先達がそうであったように現場には何も言わないことにしています。

失敗したら、編成・制作担当が責任をとればいいんです。
フリーのタレントさんだって編成ごとに命がけなんです。
サラリーマンも同等の世界にいないと失礼になります。

ただ。オンエアーで、いい話を上手にしてくれた時や選曲のいい放送は褒めることはしています。
ラジオリスナーとして・・・。

今朝がたも朝ワイドでプリテンダーズが8時20分ころかかかっていました。今日のお天気にぴったりの選曲。
だから・・スタジオに電話して「いいねえ、こんな日のブリテンダーズ!」と伝言はしました。

♪ 誤解しないでね あなたが私のそばを通り過ぎる時
 いつもアタシが まぶしくしているのは ネオンの灯が目に入ってくるからなの 誤解しないでね ♪ 

「ドント・ゲット・ミー・ローング」でプリテンダーズはそう歌っています。

僕の好きなタイプの女性のいいそうなこと。

そして僕のラジオへの恋心に似ています。

※Don’t Get Me Wrong /The Pretenders(1986年、アメリカとイギリスのチャートで10位のヒット)

『サイレントマイノリティ』

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By田中和彦

『火曜の夜の放送聴きました。心にしみるようないい番組でした』

かつての深夜放送のもう一人の僚友・松沢はつみちゃんから、そんなメールを貰いました。

   (2月28日火曜21:00放送 南海放送ラジオ 特別追悼番組『スタンドバイミー 林浩彦』)

ふだんなら。「貴女の時もちゃんとやってあげるからね(笑)」と軽口を叩くところ。

が、そんな冗談を言える気分にはなれず、

「とにかく元気でいよう。死ぬのはいつだって死ねるんだから、元気でいよう」と返信したら、

『うん、うん。^_^』と返ってきました。

カフ(マイクの業界用語です)を切ったら僕たちはサイレントマイノリティ。

次のTM(テーマ曲の事。僕ならばポップコーン)が流れるまでは静かな時間なのです。

今日のランチはヤリイカと春野菜のペペロンチーノ。

あなたのいなくなった春なのに、堀端には梅が咲いています。