『360秒の永遠』

In Categoryヒコヒコ日誌
By田中和彦

書道パフォーマンスで許された演技時間は6分以内なのです。

一瞬と永遠…その時間をどこで区切るかは、難しい答えです。
恋をしている真っ最中は永遠の鼓動に思えても、後で考えたら青春の一瞬だった…みたいに。

第9回 書道パフォーマンス甲子園大会

長野県松本蟻ケ崎高等学校は地元の真田幸村がテーマでした。
赤と黒の袴姿に赤いハチマキ。モチーフは六文銭。
全員ポニーテールで、凛とした表情が戦国時代を醸し出していました。

彼女らの360秒は間違いなく、一瞬でなく、永遠であったような気がしました。

書道パフォーマンス甲子園

我々、放送・映像のプロが、最も輝いていた被写体、高校に差し上げている「南海放送賞」を受賞されました。

『夜のオコゼ。そして、ワンフィンガーの朝』

In Categoryヒコヒコ日誌
By田中和彦

スポンサーの女専務さんから「田中君。オコゼ食べたくない?」とお誘いを受けました。
仲間6人で朝から釣りに行ったらしいです。

入社して一年目の給料日。
寿司屋に行って「オコゼ」とやらを食べてみたいと注文したら、壁のメニュー表に「おこぜ 時価」と書かれていて、
最後までいくらなのか気になって、おいしいのかどうなのかも分からずじまいだった事を思い出します(笑)
情けない過去・・。

話していたらこの専務さんが井谷正吉の孫娘だったことがわかりました。
南予出身というのは知っていましたが、まさか!? 井谷の血筋とは・・・。

えー!! 日吉村の井谷村長! って、あの四国で初めてメーデーをやった井谷の!! 孫娘!! 凄い、じゃないですか!?

「あら? 流石、田中君。なんでも知っているのね」

(オコゼの時価は知りませんけど・・・笑)

2年前に武左衛門一揆をドラマにした時。井谷正吉・村長親子が大正時代にBUZAEMONの顕彰を始めたことをナレーションに入れました。
資料確認に一揆記念館になんども通いましたし・・

「えー!! そんな事も、あなたしているの!? そのドラマ、今度見せてよ」

(あのぅ・・ラジオドラマですけれど・・・笑)

オコゼとワンフィンガー

一夜開けて今朝。

『風の男 BUZAEMON』の音楽を担当してくれたラジオディレクターの津野くん、
いや今や(芸名)Chaーkaの所属するワンフィンガーの明日発売のアルバムを聴いています。

いつもはクラシックロックで気を鎮めているのに(笑)、ラップから始まる朝は珍しいです。
だけど、津野くんの才能に出会わなかったら、このドラマを創ろうという気にならなかったから、彼女は大恩人です。

全ては人の出会い。それはあらかじめ約束されているのか?、それとも神の演出なのか?

この夏。僕はどんな人に出会い、どんな啓示を受ける事になるのでしょうか。

あっ!? 値段を気にしないで食べるオコゼ(笑)。美味しゅうございました。

※井谷正吉(明治29年~昭和51年、北宇和郡日吉村生まれ)
大正11年5月1日、四国で最初の「メーデー」を日吉村で挙行。戦後、衆議院議員に。

※1FINGER
2013年「三代目ケツメイシオーディション」の中から選ばれた、男性6名と女性2名により結成
8月3日(水)2nd MINI ALBUM『ONE DREAM 2』発売