『あなたの話』

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By田中和彦

あなたの“ラストシーン”を聴きました。
「現役官僚時代は仕事一辺倒で、家事はおろか三人の娘の参観日も運動会も一度も行ったことがなかった。
妻とは一緒の時間をこれからいっぱい作って穴埋めを死ぬまでするけど、娘達にはもう何もできないんだよね」
いつかの日だったか、あなたはそう独白されました。
ラストシーン。駆けつけた三人の娘さんに最後にその事をもう一度詫びたそうですね。
そして皆にハグされて、あなたは旅立ったのだと・・・。
赦されて良かったですね。
あなたの残した文章をなぞりながら、父と慕った大好きな笑顔を今、思い出しています。

※ワンコ写真は昨日の散歩時に遭遇したもの。支え合ってみんな生きているんです。

『ママは育児なし』

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By田中和彦

タイトルが変わりながらも38年続いていたラジオ番組「ママは育児なし」がこの9月で終了します。
パーソナリティの河原次暸(かわはら じりょう)さんから「80歳になったらピリオドを打ちたい」と申し出があったのを、
2年延長して頑張って貰ってました。
今日はその最終収録日。
担当の戒田節子アナ。初代お相手の黒河健二アナ、そして大西新社長と記念のショットを撮らせて貰いました。

河原次暸さんとは中国大連やアラスカにご一緒した仲でもあります。
でも、長寿番組の終了はなんか寂しいですね。38年ですよ、38年。
河原先生、ありがとうございました。

『ドッグフォーライフジャパン』

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By田中和彦

手足の不自由な人を助ける犬・・・介助犬
耳の不自由な人を助ける犬・・・聴導犬
その育成と普及活動をしているドッグフォーライフジャパンの砂田眞希さんが来社されました。

(ご一緒に写っているのはFB友達でもある成龍酒造社長の首藤さん)
介助犬、聴導犬の育成コストは一頭あたり300万円必要と言われています。
資金も大変なんですが、それ以上に介助犬や聴導犬の必要性や存在を知らない方が多いのが悩み・・・とか。
南海放送でも今後、テレビなどでご紹介していきますが、皆さん覚えておいてくださいね。
※砂田さんに抱かれている聴導犬はエマちゃん(雌2才)

『ザ・記憶』

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By田中和彦

今度の「和彦・はつみのザ・青春シャッフル」【8月23日(日) 正午〜午後4時生放送】はさ、
テーマを“ザ・記憶”・・・でやりたいんだ、と僕。
今日はラジオ特番のCM録りと打ち合わせに松沢はつみさんに会社に来てもらいました。

打ち合わせ時間は、水曜日の12時半から40分間しか空いてないんだ。
「あーたねぇ。社長終わっても全然暇になってないじゃない。ちゃんと休んでるの?で、何?ザ・記憶って」
松沢さんは同い年ながら、アナウンサーとしては僕より一期先輩になります。だから・・・「あーた」。
ほら、昔の記憶に限ってさ。つまんない小さいことを覚えているじゃない。ストーリーとは関係のないどんな服を着ていただの、あの時は誰々の歌を口ずさんでいただの・・・。
「うーん。ある、ある」
それを4時間やろうよ。あなたの「ザ・記憶」を教えてください。悲劇でも、喜劇でも・・・ってさ。
「うーん。やる、やる」
二人合わせて132歳のコンビは40分間だけのハイテンション打ち合わせをこんな感じで終えました。
ちょっと早いけどメールアドレスはradio@rnb.co.jp
リクエスト曲も添えてください。

『カンバスの余白八月十五日』

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By田中和彦

今月末で退任される神野(こうの)愛媛県副知事が先日ご挨拶に来られました。
副知事にお会いするといつも僕の話は90%娘さんの事になります。
俳人・神野紗希(さき)さん。
松山東高校の放送部に在籍している時に、俳句甲子園を取材したら、ミイラ取りがミイラに。
すぐさま俳句部を東高に創設して、翌年の第4回俳句甲子園で後輩を引き連れて優勝!
その年の最優秀句が彼女の創った
“カンバスの余白八月十五日” でした。
プレバト風に言えば「凡人」と「才能なし」の真ん中くらいにいる僕ですら、ほーっと感じ入る句です。
神野副知事は優秀な行政マンでらしたし、彼が副知事でなければまとまらなかったことや、
ギスギスしたであろう組織を上手くまとめていらした事を十分承知していながらも・・・
いつまでたっても僕にとっては紗希ちゃんのパパです(笑)
今回も失礼ながらそう申し上げたら、
「親冥利に尽きます」と笑いながら答えてくださいました。
副知事職、お疲れ様でした。そしてこんな無礼な奴とお付き合いいただきありがとうございました。