20189/8
…そんな企画を考えて、一面識もない熊本放送のラジオ制作部に電話したのは、確か大昔「松山ー熊本」直行便が開通するというニュースを聞いた時。
僕のアナウンサー時代。
お互いの局から「わが街こそ!!」とひたすら言い合うトークバトルで一応ゲストに地元の漱石研究家をつけてやりませんか?!セールスは各局処理でどうでしょう。…と熱く語る。
「良いですねぇ」と二つ返事。
こういう時。保守的な部長さんだと「正式な要請書と企画書をいただいてからにいたします。技術部にも聞いてみないと…」みたいな返事になるんです。
が、熊本放送とか中国放送とかの老舗局に限ってノリがいい!
「1時間は欲しいですね」と熊本の部長さん。
はい、できれば…と、トントン拍子でした。
夏目漱石
…松山在1年 代表作「坊っちゃん」
…熊本在4年3ヶ月 代表作「草枕」「二百十日」
熊本では意外と漱石に対してイメージが薄いらしいのです。新婚時代だったし、長女が生まれた地なのに…
「草枕」がマジな文学作品で、猥雑な「坊っちゃん」に比べて(笑)市民に読んでない人が多いせいなのかもしれません。
大文豪には失礼ながらこの人、「松山」「熊本」「ロンドン」と行った先々、二度と来るものか?!と出て行っている(笑)
東京以外は駄目だったんですね。
熊本もいい街なのに…。
(ロンドンは一泊二日しか経験ないからわからない)
漱石もいた熊本の朝。
ホテルの朝ごはんで「うまかもん」いただきました。