『僕も誰かと共生している』

In Categoryヒコヒコ日誌
By田中和彦

ニューカレドニアを「天国に一番近い島」と名付けたのは作家・森村桂でした。

早熟な僕は中学2年の時にドストエフスキーより先に彼女の「結婚志願」を読みました(笑)。

デパートの「ニューカレドニアと美しいサンゴ礁の水族館」のオープニング式に参加して(新聞社と他局の主催なんですが・・・)多分僕一人、森村桂を思いました。

今日は午後から宇和島で葬儀に参列するので黒服。せめてめでたい開展式にはと、赤いチーフを入れていきました。

目を引いたのは「ウツボとエビの共生」。

エビはウツボの表面にいる寄生虫を取ってくれるんだそうです。

その代わりにエビの天敵達は、ウツボが怖くて寄ってこない・・・曰く「共生」。

不思議な光景ですが、人は一人では生きていけない・・・例えです。

森村桂が亡くなって10年以上が経ちました。記憶では精神を病んだ上の自殺だったはず・・・。

葬儀で、友人代表の弔辞が美智子皇后だったことだけ覚えています。

「共生」・・・僕は誰と一緒なんだろう。