『嘘を真実に、ほんものをフィクションに』

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By田中和彦

1965年の映画「東京オリンピック」を市川崑が撮ったことに続いて2020年のオリンピック映画を担当する事になった河瀬直美さんの講演を聴きました。
市川崑監督は結果のわからないオリンピックの記録映画なのに撮影前に脚本をまず書いたのだと。
彼の当時の文章をなぞりながら河瀬直美監督は話します。
「夢を現実に 嘘を真実に ほんものをフィクションに」
イマジネーションの世界を市川崑はそう言っていたのですね。
僕が一番大事にしている『イマジネーション』の本質を彼はそう喝破していたのですね。
小学校5年生の春休み。
伊予市の朝日館で当時松山南高校3年生だったおばさんと一緒に観た映画「東京オリンピック」
バレーボールのシーンで「河西さーん!」と手を叩きながら声をあげていたおばさんのことを思い出しました。
公開時。これは記録映画ではない!と時の大臣達にボロカスに言われた市川崑。
だから・・・河瀬直美監督は気が楽だよね(笑)
今日はこれからとても楽しみな1日。
イマジネーションの世界で僕も泳ぎます。

『小さな村の祭。そして小さな願い』

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By田中和彦

ワールドカップでもなく、オリンピックでもない単なる「民間放送」という小さな村の祭り。


この祭りで一番スポットライトを浴びる「日本民間放送連盟賞」を目指していた長い青春時代がありました。

今年は特別表彰部門の青少年向け番組で荻山ディレクターがテレビ番組「ハイスクールは水族館!!」で見事に最優秀賞を。

ラジオは報道番組部門で「緊急放流=逃げろ!~誰が命を奪ったのか~」が優秀賞を。
去年の西日本豪雨災害を扱ったこのラジオ番組は、今日発表される最高の栄誉でもある「グランプリ(旧日本放送文化大賞)」の最終候補8作品にも残っています。

第一回日本放送文化大賞の時。「ソローキンの見た桜」でグランプリを頂いて以来のラジオ部門の候補に・・・

僕がラッキーボーイかもしれないから縁起担いで撮っとこうよと、控え室で照れる植田ディレクターと記念撮影をしてきました(笑)これってパワハラになる?!

小さな村の祭りの・・・小さな願い。

ディオンヌ・ワーウィックの「小さな願い」(1967)が頭のなかでリフレインしています。

『予感。新たなご縁が・・・』

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By田中和彦

AIスピーカーにアン・マレーを流してください・・・と言ったら
「“あんまり”・・・は見つかりません」と答えられました。
はい、はい。どうせ滑舌が悪いですよ。とコンピューターに悪態をつく中年サラリーマン。
今。ちゃんとゆっくり言い直し、無事にアン・マレーが流れています。

過日。映画プロデューサーの奥山和由(かずよし)さんから会社あてに突然お電話があり、
「田中社長さんの創られた『赤シャツの逆襲』の赤シャツ教頭、横地石太郎は実は私の曽祖父なんです。田中さんと一度お会いできませんか」・・・と。

えーっ?!そういえば、奥山さん愛媛生まれと書いてあったな。
来週、東京でお会いする予定ですが、同年輩ながら天下の奥山さんからお電話をいただけるなんて・・・感激です。
ラジオドラマを色々作っておいて良かったな、と。
今日から秘書が見つけてきた「黙示録」を読んでいます。

奥山和由さんはやはりめちゃくちゃ面白く、魅力的な人生を歩んでらっしゃいます。
早くお会いしたい・・・です。

『ストレイキャッツを聴きながら』

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By田中和彦

夢で、新人の女子アナが背中に刺青をしているのを発見して、ギョエと。
お前、そんなのしてんの?!
「えっ?!ダメなんですか?」とあっけらかんと言われて、社員の就業規則にあったっけなあ・・・と焦るところで目が覚めました。
何故、こんな夢を見たのかは覚えがあります。
昼間のランチ時。スポンサーさんと「なぜ、ラグビー選手の刺青は不快感がないんだろうね」と話していたからでしょう(笑)

最近覚えた、リンゴにカスピ海ヨーグルトをかけて食べる朝サラダ。
食卓には今朝は何故かストレイキャッツのロカビリーが流れています。
不良のロックンローラーと言われた三人組。
カスピ海ヨーグルトになぜか似合います。

『恋は人の人生を変える一番のもの』

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By田中和彦

ラグビーアメリカ代表の2番(フッカー)のタフェテ。

アメリカ対フランス戦。解説の藤島大さんが言います・・・

「この人はハイスクールの時。ラグビーなんて全然目じゃなかったんですが、好きになったガールフレンドの両親がラグビーファンで、家族に取り入ろうとしてラグビーを始めたんです(笑)。二人はやがて結婚しました」

日本でもプロ野球やサッカーのテレビ中継は多いけど、こんなエピソードがさらっと言える解説者はいません。
それは選手OBばかりだからです。
中継の基本スタイルを変えたら視聴率は変わるのに・・・。
“スポーツは人生に似ている”
・・・だから、それを中継しないと。(愛媛マラソン中継の時、スタッフに言っていることです)
そして・・・
“恋は人の人生を変える一番のもの” だなと。