勝山中学校の生徒がロシア兵墓地の清掃活動をし始めたのは40年くらい前の事です。
京口先生が勝山中学校に教頭として赴任してきた時。「やろう」と声を上げられました。
当時は「共産圏のソ連の為にそんな事をしたら京口さん、アカのレッテルを貼られて、あなた校長になれませんよ。いいんですか?」と言われたそうです。
もちろん。先生は後に校長になられています。
京口先生は90歳を過ぎてご存命ですが、高齢の為外出は出来ず、長くお顔を拝見していません。
ロシア兵墓地にやっとスポットが当たるようになった今。井戸を掘った人の事を僕は決して忘れません。
一人は赤貧の中にありながら、取材を続けロシア兵墓地を活字にして全国に発信した作家・才神時雄さん。
先日、才神さんの娘さんとやっと連絡が取れて、南海放送がやろうとしている事にご理解をいただけました。
(9月28日放送 テレビドラマ「ソローキン女子の憂鬱」・・・才神時雄の青春)
そして、京口先生。・・・あなたです。
「歴史」は個人の強い意志と小さな勇気で作られていくものだと、あなたから教わりました。
ロシアの地で一人あなたを思います。
ロシア・オレンブルグ国際映画祭 授賞式の後 NNNモスクワ支局のクルーにインタビューをしていただきました。