20198/28
8月27日(火)、映画の審査員と一般観客で満員になり、補助席が出されたオレンブルグのコスモシアター。
ロシア・オレンブルグ国際映画祭にNNNモスクワ支局のスタッフも取材に来てくれました。
そんな皆さんの前で、僕はこんなお話をしました。
「僕はロシア人と日本人は世界で一番仲良くなれる国民同士だと思っています。歴史がそれを証明しているからです。
1904年から2年間、両国が戦争をしていた時。ロシア兵捕虜収容所の第1号が松山に出来ました。
松山には病気や怪我によく効くという道後温泉があります。傷ついた兵士にはそこがいいだろうと日本軍は考えたのです
・・・(中略)・・・
あれから100年以上。今も松山市民がロシア兵墓地を大事に供養しているのは、それが日本人の普通の「真心」だからです。
戦争中に生まれた「友情」や「愛情」がテーマになっていますが、この映画で本当に知ってほしいのは、そんな日本人の真心です。
・・・そう話したら、「アリガトウ」の声が客席から返ってきました。
泣けてきました。
翌日の審査結果や授賞式なんてどうでもよくなってきました。
2004年の春。日露戦争100年の年にラジオドラマを創っておいて良かった。
いろんな風がふいたおかげで、それが映画になって良かった・・・。
そして、コーディネーター兼通訳のナターリァ。
ちゃんと訳してくれたんだな(笑)
スパシーバ。