10月16日に南海放送に講演に来てくださる作家・猪瀬直樹さん。
(ほぼ満員のご応募をすでにいただきました。まだの方お急ぎください)
たくさんのインテリジェンシーが詰まった著作は、好きな順序を付けられませんが、
中でも日本テレビの成り立ちの頃、正力松太郎や力道山について書かれた『欲望のメディア』は、
今だに赤線を引いた箇所を何度も読み直しています。
東京に行って猪瀬さんと打ち合わせをしてきた担当のY君。
「一緒に飲むことになるんだったら、田中社長にこれを読んどくように言っときなさい」と、
3冊の本を持ち帰ってきました。
うち2冊は読んでいなくて、今その一冊「さよならを言ってなかった」を・・・。
急性の脳腫瘍で奥さんが亡くなることになる半年前にお二人にお会いしていたから、思い出もひとしおです。
『花嫁』(はしだのりひことクライマックス 1971年)。
ボブ・ディランの『見張り塔からずっと』がお二人の、あるいは作家・猪瀬直樹誕生前の
不安に満ちた頃の思い出の曲だということも初めて知りました。
拝啓。猪瀬直樹様。
人生は、青春は、深いですね。
・・僕はまだまだ浅瀬しか歩いていない気が致します。