

昔のリスナーだったMさんから、電子書籍で詩集をだしたというお手紙をもらいました。
僕のやっていた深夜放送「ポップスひこひこタイム」のテーマ曲「ポップコーン」に歌詞をつけたとしたら・・
という作品も入っているとか。
ありがたいし、懐かしいです。
ちなみにラジオ番組で使っていたのはポップコーン・メーカーズの演奏バージョンで、
一番オーソドックスなホットバターの方とは違います。
作者もメンバーの一人だし、アレンジはおんなじなのですが、本当に微妙に違うのです。
銀天街などの商店街のBGMで時々使われていて、「ありがとう」って思うのですが、
少し聞いていると「これは、ホットバターの方だ」とダメ出しを(笑)。
どうでもいいことのようで、どうしようもなくダメなこともあるものです。
価値観などと呼ぶにはおこがましいシロモノですが・・。
僕はこうして、毎日を、わがままに過ごしています。
※「あなたの笑顔を見たいから」(佐伯真依) Amazon kindle版 出版社マイナビ
第28回ひめライス杯 南海放送レディス卓球大会が昨日行われました。

開会式にお邪魔して、選手の皆さんにお声がけしたのですが、
なんと今回の大会は参加者200組(400人)以上。大変な人気です。
で。参加者は21歳から、最年長は95歳!!
95歳!! (爆!) ※写真の中程に写っている方です。
私は61歳になったばかりですが、34年後に生きている自信はありません。
いわんやスポーツをや・・・。
素晴らしいことですね。
これぞ生涯スポーツ!!
卓球は1880年頃。イギリスで生まれたスポーツです。
雨が降ってテニスができない時に室内でやれるゲームはないか? と考案されたとか。
上流階級の貴族に愛されたスポーツだったということです。
「・・・どうりで、今日は品のいい方が集まっていますね・・・」と開会式の主催者挨拶で申し上げたら、ちょっとウケました。
そういうことばかり意識してしまうのは(笑)アナウンサー出身の悲しい性(さが)ですね。
男性アナウンサー世界は基本、体育系ですから、どこまでいっても”先輩・後輩”の上下関係が続きます。
が。
本質的な序列は「スポーツ中継」の巧拙で決まります。
野球中継で言えば「盗塁」の瞬間実況。
サッカー中継で言えばゴールの瞬間実況。
・・そして、熱量。
キャリアだけ長くても、後輩が「なんだあの人の放送は・・」と一度思ってしまったら、それでおしまいです。
反対に後輩でも「あいつ、やるなあ」と先輩に思わせたら、勝ちです。
僕もそうでしたが、そういう心服をしなければ(無視はしないまでも・・・笑)言うことをききません。
下剋上なのです。
そう、常に戦国時代。
そういう伝統と競争のある放送局で居続けることは、素敵なことだと思っています。

昨日行われた「愛媛駅伝」実況中継。
CATVとラジオのサイマル放送チャレンジ2年目です。
実況は藤田勇次郎アナ。
放送現場の隅で見学していました。
” 勇次郎、やるなあ・・・”
KさんはWAK(早稲田大学アナウンス研究会)の一年先輩。
大変、優秀な人で卒業時には大代理店の内定を蹴って、東京のラジオ局に進み、
ディレクターや営業職を勤めていらして、一昨年、定年退職された人。
先週、このラジオ局の社長さんを新年のご挨拶で伺いました。
東京キー局ラジオの人は、皆さんエネルギッシュで、話題も多くて、とにかく楽しいのです。
その会社の玄関でそのKさんが待っていらした。
彼は退職後、シニア採用で社にのこり、そのままいろんな仕事をしているらしい。
「田中さあ。ようこそ。今、この販売をやってんだ。評判なんだよ、食べてみてくれよ」
と松井家のカレーをお土産に用意してくれていていました。

カレーそのものよりも、そうして待っていてくださっていることが嬉しくで、懐かしくて、ちよっぴり、ほろ苦い気分になりました。
松井は高校時代から有名な大の阪神ファン。
だから、大リーグを終えたあと、もしかしたら阪神でユニフォームを着るんじゃないか?・・ と夢見ていた虎ファンも多かったのです(笑)。
Kさん。ありがとうございました。
阪神の優勝を祈って、今晩はこのカレーをいただきます。