海外交流で愛媛にやってきたインターンのお二人が今日、ご挨拶に来てくれました。
二人ともハワイ大学の学生さんで、それよりも高校がオバマ前大統領の母校、プナホウ高校。名門進学校です。
カラ・ナカガワさん(向かって右側)は御祖母ちゃんが広島のご出身。
コートニー・チョイさんはお母さんが日本人とアメリカ人のハーフという事です。

ご挨拶代わりにと、本場のフラダンスを披露してくれました。
本場は違います・・ね。うちの老母のフラダンスしか知らなかったので(笑)
8月まで県内のイベントに参加したり、学校を訪問するという事です。
ハワイの人と一緒にいると笑顔になるのは何故でしょうね。
朝一番。劇作家・別役実さんの文章にちょっと感激。
「共感には”観念的な共感”と”皮膚体験による共感”がある。重要なのは皮膚体験の方・・」
極悪非道の男をどこか「憎めないなぁ」というのが皮膚体験の感覚・・。放送はそれが一番大事なんだ・・・という文章でした。
流石です先輩。
別役(べつやく)さんと言えば「不条理劇」
僕も学生時代は経済学部に籍を置きながら文学部のサミュエル・ベケットの「不条理劇」の授業に嵌った口。その授業だけ全回出席。
彼のような能力が無かったから、僕はサラリーマンになってしまいました。
※ ※ ※ ※
ラジオからは「パープルレイン」のオンエアー。今日がお誕生日のプリンスです。
2部のDJ・くまもとふみちゃんの一曲目かと予想していたのに、山ちゃんがラストソングでかけていました。
ちなみにふみちゃんの2曲目はBJトーマス「雨にぬれても」を前川清バージョンで(笑)。 やるねベイビィ。
雨はいつも不条理に降ります。
あらゆることを皮膚体験で共感し、一緒に楽しめるのがラジオなんです。

※別役 実さん 1937年生まれ。劇作家、童話作家、評論家、随筆家。日本の不条理演劇を確立した第一人者。
山梨放送のN君が、おととし僕が東京でやった講演に感化されたらしく、
ラジオドラマのプロデューサーをやり、こんな作品を創りました・・とCDを送ってきてくれました。
僕にとってはなにより嬉しいラブレターです。
関係ありませんが数年前に籠った断食道場も山梨の山の奥でした。
N君がやったネタは山梨出身の”小林一三” 。タイトルがいいです。
『ふるさとを創った男~甲斐拓者 小林一三』
開拓者を”甲斐”拓者にしているところがいい!(笑)
しかもオールキャスト&スタッフを山梨出身者で固めたそうです。
小林一三・・・阪急電車、宝塚歌劇団の創始者ですね。
彼は営業マンでプロデューサーだから、錚々たるスポンサーを揃えていました。
しかも大阪のABC朝日放送にもネットした・・と。
「ラジオ部門から今はテレビ部門に異動したのですが、東京ラジオ営業3年間の集大成、いい仕事ができました」・・・
と添え書きが。
ラブレターなんて貰ったの何年振りかしらん(笑) 数限りなく自分が書いたことはあるけれど・・。
松山は明日から雨らしいです。N君の将来に幸あれ。

「電波の日」の今日。
総務大臣表彰を頂くことになって東京にやって来たら、
帝国ホテルの受賞者控え室で長浜高校の生徒さん、そして校長先生と遭遇。
この日のために生まれて初めて作ったという彼女の名刺。
第一号の名刺交換の相手がなんと僕になりました。(僕なんかでごめんね…笑)
愛媛県立長浜高等学校 水族館部 生徒会
森岡 旭春(もりおかあさひ)…と、あります。
すごく感じのいい女の子です。
それと…素敵な名前ですね。
この度、長浜高校は“地域発デジタルコンテンツ総務大臣奨励賞”を受けたのです。おめでとうございます。


「このスリーショット写真、学校のホームページに載せていいですか?」
はい勿論。
…という訳で、この写真はそのうち長浜高校のHPにアップされます。
いい機会ですからHPで彼女らの活動の様子も見てあげてください。
キー局の社長さんやら奥島孝康さん(元・早稲田大学総長、元・高野連会長、宇和島東OB)にも会えて
なんだかついている一日でした。
何よりも…旭春さんの青春に幸あれ!
実は明日。東京の総務省に呼ばれて「大臣表彰」を受けることになりました。
当社がどこよりも先駆けてチャレンジしたワイドFMの同期放送に対してのお褒めの表彰です。
同期放送。※同じ周波数で放送すること。

AMラジオは南海放送は同じ周波数で放送していますが、
波長の短いFM波では、同期放送は不可能とされていたのです。
松山局と新居浜局は同じ91.7MHzですが、
両方の波が混信する例えば小松地区で雑音が出ないようにどう処理したか?・・・
みたいな”技術”に対して、です。
社を代表して僕が申し訳なく行くんだけれど、さっき技術局長がやってきたから、一言彼に言っときました。
「君の手柄だ」
どうぞ。高笑いしてください(笑)。
但し、大人だから・・心の中で。