小倉くめさんは障がいを持ちながらも、ずーっと明るく久万弁を駆使して、「詩」を、「哲学」を、「あるべき日本人の姿」を話してくれているラジオプレゼンターです。
「あんたら、自分のことばっかし考えて、ちーとポロなんとんと違うか!?」・・の口調が大好きです。
ちなみに、70歳におなりです。
で。南海放送の良心・・・と僕は呼んでいます。番組も20年をゆうに超えました。
年に一二度だけなんですが、今日は相方の宇都宮たみさんとご一緒に食事会にお誘いしました。

三人とも60分以上、喋りっぱなしでした(笑)。
生き別れになった残留孤児の兄弟が何十年かぶりに会って、話したいことが止めどなくある、みたいに・・。
くめさんとはとにかく気が合います。
会社への帰路。
本町の電停でとべ動物園のピースバスと遭遇しました。

ランチタイム明けの一瞬の風景。すっかり街は秋の風です。
※「ラジオエッセイ・くめさんの空」(日・午前8時10分~30分)
プレゼンター:小倉くめ 聞き手:宇都宮たみ
小倉くめさんは、弱者問題を通して人としての在り方を世に問う、季刊誌「秘めだるま」を発行されており、
今年で創刊33年を迎える。
深夜放送時代のリスナーさんの一人で、画家さんになったペンネーム「エイプリル・チューリップ」。
彼女は何度か結婚しているので、今の本名を知りません(笑)。
かと言って独身時代の名前を覚えているわけでもありません。
ずーっと30年。彼女は「エイプリル・チューリップ」なのです。
彼女がまたまた個展をするというのでランチついでに案内状を持ってきてくれました。
「早く来すぎたので、堀端から南海放送を描いてみました」
スケッチブックを破いてこの「絵」を。

パリの街角風景が彼女の得意のテリトリーと知っていますから
松山市本町の「絵」なんて君に書かせて申し訳ないな、と。
「そんなことないですよ。この建物は”詩”を感じます」。
何代か前の社長に静かに感謝(笑)。おかげで芸術家の褒める社屋で仕事ができています。
絵を描ける。音楽を創れる・・・そういう才能をもっている人はいいですね・・羨ましいです。
「エイブリル・チューリップ」
絵とハートカクテルな時間をありがとう。

※「隅川直美 作品展」11/10~11/15 ギャラリーリブ・アート
(松山市湊町4丁目 089ー941ー9558)で・・。ジュンク堂書店から歩いて1分です。
こないだの荒木一郎さんとのファンクラブパーティが予算オーバーしちゃいました・・・と幹事さんから連絡があり、ならば古手のファン達5~6人で費用分担しましょうという話になって、チャリティ送金したら、お礼にとライブの録音CDを送ってきてくれました。
あの夜の「空に星があるように」が背中のスピーカーから流れています。
日経新聞に416年前の今日が「関ヶ原決戦」だったと書いてありました。石田三成はたまらなく好きな武将なので「西軍」に勝たせたかった一戦です(笑)。
政治も、経済の明日も、プロ野球ドラフト選手の将来も誰もわかりませんが、こういう事を教えてくれるのは新聞のいいところです。
石田三成、荒木一郎・・・・僕はこういうタイプの人たちばかり好きになります。
優等生でなく、世間から時々悪者扱いされる人たち。
さ。大阪~宮崎に行ってまいります。
※敬愛するわたせせいぞう先生のイラスト。荒木一郎の歌によく合います。

僕は意外と夢の内容を覚えている方なんですが、昨夜のはストーリーを全く覚えておらず、でも疲れる夢でした。
早朝にそんなふうに目覚めたので出勤前に道後温泉に。
典型的松山老人にいよいよ入門ですね。
神の湯には旅館の浴衣を着た客人が数人だけ。朝ごはん前に本館を楽しみにいらした風情です。
それを思えば410円で贅沢を享受している気も致します。
湯上り。
先日は「フルーツ牛乳」だったので、今回は飲み逃した「コーヒー牛乳」を。僕の数少ない海外体験では日本にしかない飲料と思います。どっかの国で飲んだよ!という方いたら、教えてください。
おかげで今日は一気に仕事の能率が上がり、快調です。
ネットラジオからは「フィラデルフィア・フリーダム」(エルトン・ジョン)が・・
うーん。そうそう、この感じ、と。
道後温泉も湯上りのコーヒー牛乳もこの感じなんだよね。
「ドーゴ・フリーダム」!
「コーヒー牛乳・フリーダム」!
エルトン・ジョンでそんなCMできないかしらん・・と、得意の妄想を。

※ Elton Jhon 「Philadelphia Freedom」 1975年
エルトン・ジョンにとって4曲目の全米No.1ソング
80歳を過ぎても尚、健筆でいらっしゃる高橋光子さんから同人誌「群青」に連載されていた「家族の肖像」がハードカバーになったらしく、新刊本が送られてきました。


四国中央市ご出身。川之江高等女学校OGだと記憶しています。
ラジオ南海の草創期にドラマの脚本家をされていて、以後「文学界新人賞」を受けられ、芥川賞の候補にもなった方です。
僕は昭和30年当時の彼女の脚本を退職されたディレクターから譲られ、手元に個人的に保存しています。
作家というよりは、ラジオの大先輩という位置づけで尊敬もし、ありがたくお付き合いを頂いています。
今尚エネルギッシュに動かれている大先輩に朝一番、お礼のおハガキを書けること。
背筋が伸びます。
そして、・・・・なんだか幸せです。

※高橋光子さん
愛媛県生まれ。
「蝶の季節」、「遺る罪は在らじと」が芥川賞候補となる。