『プロのスピード感』

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By田中和彦

3月13日(水)に全国発売されるノベライズ「ソローキンの見た桜」(ワニブックス)の早刷りが出来てきました。

一月末にお話をいただいて、まだ二か月たっていない今日、こうして本に仕上がってくる。

プロのスピード感は違います。

というか、業界・業界にプロフェッショナルがいるのですね。

・・・改めてそんな事を感じます。

本の“あとがき”を書かせてもらっています。
帯にはその抜粋も・・・。

明屋書店など全国で3月13日(水)に発売されます。(1400円+税)

読んでから、映画を観るか?!
映画、観てから読み直すか??

ちなみに書店には僕直筆のポップが飾られます。

字が下手なところは目を瞑ってください。

『かなしきデブ猫ちゃん』

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By田中和彦

作家・早見和真さんの絵本「かなしきデブ猫ちゃん」が3月25日に発売になります。

そのご挨拶に“マル”と早見さんが南海放送に来てくださいました。

「子供が本を読まないと嘆く親が多いけど、あなた達がそもそも読んでないじゃないですか?!・・・って、いつも思います」と、早見さん。

僕と全く同じ考え方!!にまず、共鳴しました。しかもよくぞ、縁もゆかりもない街に住んでくださっている。

「松山を日本一子供が本を読む街にしたくて僕はデブ猫を書いたんです」と。

・・・本日より、大の早見ファンになりました。

※アエル松山のセレンディップ明屋書店で3月24日(日)13時~15時。

早見和真さん と かのうかりん さんのサイン会があるらしいですよ。

『あなたがいたから、出来た事』

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By田中和彦

当社には特番企画などを考える総合コンテンツ戦略室という組織があります。

その組織が一昨年。「赤シャツの逆襲」というラジオドラマをテレビドラマにしたいと提案してきました。

僕が大昔に芸術祭賞をいただいた作品でしたが、立場的には収支計画優先であれこれ注文をつけましたが、結果はうまくいきました。

去年の今頃。総合コンテンツ戦略室はロシア・日本交流年を背景にラジオドラマ「ソローキンの見た桜」のテレビドラマ化を提案してきました。

柳の下にそうそうドジョウはいないと、アレコレとまた注文をつけましたが、担当者の熱意で結果的にはGOサイン。

担当者はキャスティングと制作の相談に東京の平成プロジェクト・益田社長に面会します。

そこで彼女に一喝されるのです。

「何、それ?!何、考えてるの?!」
「やっぱりダメですか?!」
「こんなスケールの大きい話をテレビドラマの1時間なんて!何、考えてるの?!無理でしょ」
「・・・」
「映画よ、映画。日露合作にして、ロシアでも放映しましょう。」
「えーっ?!!!映画?!ロシア合作?!」

益田祐美子社長が業界で凄腕プロデューサーとして知られているのは、こんなところです。

彼女の読みと決断に“(井の中の)田舎のかわず”はついて行ったのです。

『凛としている女性』

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By田中和彦

同級生のお母様の葬儀に参列してまいりました。享年91歳。

生前何度かお会いしているのですが、実に聡明で上品な面持ちのお母様でした。

彼はお父様からジャーナリストの血を受け、このお母様から「品」を受け継いだんだなと思ったものです。

喪主であるお父様の謝辞・・・
(この方は現役時代は敏腕記者であり、新聞社の社長もされました)

「素晴らしく賢い良妻賢母でした。ご近所やお友達など皆さんに愛されました。私は新聞記者しかしませんでしたから、子供二人をキチンと育てたのも家内一人です。

ただこんな事もありました。新聞で暴力団を叩く記事を書いた時に、その頃は個人情報がどうのこうのなかったですから、自宅に彼らから脅しの電話が直接かかってくるんです。

ある時。家内がその電話をとった時。じゃかましい!!と一喝して電話を叩き切ったんです。以来、電話はかかってこなくなりました(場内・・・笑)」

凛としている女性は僕の憧れです。

彼のお母様。カッコよかったんですね。
ジャーナリストの血もお母さんからだったのかも、ともう一度手を合わせました。

黒いネクタイをピンクに締め変えて、東京に急ぎます。
「ソローキンの見た桜」の関係者への完成披露試写会です。

『母の繰り言』

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By田中和彦

大きな式典で挨拶したり、司会したりする僕を見るたびに、
亡き母は「あんたがあと10センチ背が高かったらねぇ・・・」と。

「私が牛乳が嫌いじゃったけん、あんたに飲ませなんだんが、いかんかった。
Kちゃんは(僕の弟)あんたで失敗したからちゃんと牛乳飲ませたけん、良かったんよ」・・・と。

失敗作みたいに言われてもなあ(笑)

僕はあなたが毎晩、寝床で読み聞かせをしてくれたお陰で本好きになって、
それで人生をしのいできたから、それだけで感謝しているのに・・・。

(お見せできませんが)下着はリスナー軍団から還暦祝いに頂いた勝負の赤パン。

第52回 南海放送賞の吉日です。