20162/1
“ふるさと再発見”をコンセプトに制作したラジオドラマは30本くらいあるんですけど、自分の出身地を取り上げたのは一本だけでした。
伊予市にある源範頼(義経の兄、頼朝の弟)の墓。
「鎌倉神社」にまつわる子規と漱石の友情物語をフィクション構成したものでした。
コンテスト結果も2番で(この世界。2番じゃダメなんです)、10年以上も前の作品のことを伊予市の文化協会の先輩が覚えていてくださって、講演依頼をいただきました。
で。昔のノートを引っ張り出してきました。
僕のドラマ資料は全部、このタイプの大学ノート。いかにもA型らしいワンパターンです(笑)
この頃は社内で、難しい上司の局長さんと人間関係が上手くいかず、番組制作に逃げていた頃でした。
加戸知事が誕生して間もなく、かれのラジオエッセイ番組を立ち上げた頃。
ある週の収録で「合わない上司と付き合う方法」をテーマにしたら、加戸さんが・・
「マイナス20%との人といる時を耐えたら、間違いいなく20%以上のプラスになって返ってきます。貯金をしていると思っていたらいいんです」と。
懐かしい資料ノートを眺めていて、ドラマ中身のことよりそんなことを思い出しました。
いまだに加戸さんを好きでいるのは、あの時、その一言で随分救われたからでした。
本当のドラマは自分なのですね。
(・・に、しても下手な字だ・・・笑)
カーリー・サイモンの「うつろな愛」で月曜日の朝が始まります。
※Carly Simon 「You’re So Vain」