20156/18
Oさんは入社の一期生にして、大昔の社長さんで、すでに故人でいらっしゃる。
「こら。かずひこ!」と社内で会うと20代の新人アナを、下の名前で乱暴に呼んでくださっていた。それが親しみをこめているということも知っていました。
一階の喫茶店にタバコを置き売りしていたのですが、セブンスター全盛期の頃にハイライトがあったので、
「なんで、こんなダサいタバコを置いているのよ」とマスターに言ったら、答えずに目配せ。
僕の後ろにO社長がいらして、「ワシが のみよんじゃ。悪いか!?」
(爆) ! (爆) ! (爆) !
霧の立ち込める松山。
なんで今日、僕はOさんのことを、思い出しているんでしょう・・。
「社長はいつも、お昼は一人なんですね」
ある日、偶然一緒になった定食屋で。
「あのなあ。社長は孤独なんじゃ。お前には一生、わからんわ」(笑)
あなたは、おでんの串を口に挟んだままで、高笑い。
深夜放送時代に語り尽くしましたが、「孤独」とは根源的なもの。
だから、立場や職業での「孤独」を僕は感じたことはないんですが・・・
Oさん。あなたにふと、逢いたくなりました。
なんででしょうね。