20191/22
昨晩行われたロシアの通信社の女性特派員「奈加 キセーニヤ」さんの講演会。
(苗字は日本人の旦那さんの姓)
モスクワ生まれの彼女。
「私が日本語を初めて知ったのは母の影響です。5歳の時に教えられた日本の俳句が“朝顔につるべ取られて もらい水”でした」
5歳の私が「お水をもらう?・・・それがどうしたの?」と尋ねました。母はいいました。
「小さな花が綺麗だから、それをどうしても摘みとれなかった。日本人の美しい感性なの・・・」と。
お母さんは純然たるロシア人ですが、日本文学が好きだったらしく、キセーニャさんがプレゼントして一番喜ばれたのは万葉集のロシア語訳本だったそうです。
万葉集貰って、喜ぶ母親!カッキー!
日本人の母親に、そんな人が何人いるだろう・・・子供には本を読め!とやたらいう癖に。