『ダヴィンチ・ショック(笑)』

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By田中和彦

注目のレオナルド・ダ・ヴィンチ「アンギアーリの戦い」展がいよいよ始まります。

明日は開展式。したがって”式典挨拶”があるものと勝手に思っていたんです。

大概のものはアドリブで済ますんだけど、さすがに美術部門は無知だから
アレコレ勉強して分かりやすくその魅力を伝えようと思っていたんです。

が。

「今回は、県と新聞社にお願いしましたので、田中さんはテープカットだけで大丈夫です」と担当者。

(はよ、ゆうといて・・笑)

ま、お蔭でほっとしたし、なんなら付け焼刃の知識は増えたし、めでたし、めでたし・・っと。で、幻の挨拶案を・・

『中世期の話ですが、フィレンツェの市役庁舎の大会議室に壁画を書いてもらおうと、
 左にレオナルド・ダ・ヴィンチ 右にミケランジェロに発注したらしいんです。

 凄いキャスティングですよね。イタリア・ルネッサンスの巨匠二人そろい踏み。
 ヨーロッパはアジア的な儒教精神がなかったから「年功序列」はどうか知りませんが、
 ダヴィンチは20歳以上年下のミケランジェロと一緒にされて、どうだったんだろう・・と思いました(笑)

 契約書のサインがあの「君主論」を後に著したマキャベリだったらしいから、なんか作為的でやな感じです(笑) 
 そんな俗世的な目でしか鑑賞できない美術音痴であります。

 12/24までの展示なのが残念です。
 もっと期間があれば、「クリスマスにはダヴィンチ・デート」というキャチフレーズで宣伝したかったのですが、
 それができません。みなさんの口コミとご協力をお願いします』

・・・やっぱり美術的な視点が全然ないから(笑)、社の名誉としても、挨拶が回避できてよかったと思っています。

美術館には是非、足を運んでくださいね。二度と見れないと思います。