『あなたにお別れを。そして、感謝を』

In Categoryヒコヒコ日誌
By田中和彦

「この作品で日本一が取れた!」と完成時にスタジオで初めて自信を持ったのは、
ラジオミュージカル『平成おらんだおいね考』(1992年)でした。

しかし、全国の最終審査会で最優秀を逸し、悔しかったから
みかん一座の座長・戒田節子アナウンサーに「舞台にしてくれないか!」と。

旧局舎のラジオ第3スタジオの副調整室。
僕が他人に必死で熱っぽく頼み込んだ…唯一の思い出です。(基本僕は、親にすら甘えない性格なので・・・)

そしてよく年。
それは「オランダおいね一番星咲いた」として松山とおいねが青春時代を過ごした宇和町で公演されました。

その時。予算化されていないのに、議会と議員を説得して、ミュージカル公演の実施に踏み切ってくれたのが
当時の宇都宮象一 宇和町長でした。

その後。宇和町はおいねの父親シーボルトのふるさとでの海外公演にも資金を出してくれました。

今日は西予市で、その宇都宮さんのご葬儀です。
予定を全部キャンセルさせてもらい戒田アナと列席させてもらうことにしました。

あなたにお別れを。そして言い尽くせぬ感謝を。