『追い込み』

In Categoryヒコヒコ日誌
By田中和彦

競走馬には大まかに言って三種類の脚質があります。

「逃げ」「差し」「追い込み」。

三冠馬とか、名馬のほとんどは「中団・好位からの差し」。いわゆる優等生タイプです。

「逃げ」はやんちゃな不良(笑)。最初はいいんだけど、最後まで根性と脚が残らないことが多いです。

「追い込み」は寡黙な孤独癖のイメージがあります。レースによってはずーっと”後方まま”で終わり、ファンの期待を裏切ります。

が、一年に一度くらい、鮮やかな直線ごぼう抜きの勝ちを見せることもあって、そういうことを一度目にした人はもうダメです(笑)

馬券的にはそういう人はトータルは無残な結果となることが多いです。

ただ、競馬ファンの本当の幸せとはなんだろう・・・と考えたとき。その答えは100通りあります。

懇意にさせてもらっている作家・吉永みち子さんの元夫は吉永正人(故人)と言って、いつも最後方からいくタイプの騎手でした。

「そしてポツンと最後方に吉永正人。マイポジションをキープです」・・・なんて実況アナウンサーに言われていました。

実は僕も追い込み馬に騎乗したいタイプなのです。だから彼が好きでした。彼ほど勇気はないんだけれど・・・。

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松山大学女子駅伝部の取材で仙台に行っていた藤田勇次郎アナと玉井カメラマンを慰労したいから

呼んでくれない・・と言ったら、

「ニュースの特集が今日なんで、追い込み中です。時間が取れないそうです」と。

そりゃそうだ。申し訳ないことを言ってしまった。自分から報道現場に行けばいいんだ。

で。「追い込み中」のビデオ編集室にお疲れさん! を言いに行ってきました。

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今晩の「ニュースCh4」で8分の特集だとか。

大特集です。全国初優勝だもの。チームに二人共食い込んでいるから映像が違うし・・

仙台、お疲れさん!! オンエアーで見せてもらうね。

一言だけ・・・彼らに言葉を残しました。

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