つづいては、アントワープへ。

アントワープといえば?

あの「フランダースの犬」の物語の舞台なのです。

そしてこの旅では、ネロ少年が死の間際に見た「ルーベンスの絵」を実際に見ることができました。

「フランダースの犬」のアニメが放送されていた当時、幼い私は号泣しながら最終回を見ていたらしく、実家の母はしょっちゅうその話をします。

その物語のクライマックスとなった大聖堂は、近くで見ると本当に重厚感があり荘厳です。

そして、これがルーベンスの傑作「キリストの降架」。

大聖堂の中には、キリストが十字架にかけられようとしている「キリスト昇架」の絵もあり、その絵の筋肉隆々として生命力を感じる描写と、「降架」の際の血の気が失せ悲哀に満ちた画面とが、全く対照的で印象に残りました。

絵画の良しあしなど専門的に分からなくても、心動かされる、そんな作品でした。