前回、鼻血に動転して 救急車を呼ぼうとした後輩K♀
今朝は寝違えたらしく、離れた所から名前を呼ぶと、上半身ごと振り返った。
「 朝起きると首が回らないので湿布を貼ってもら・・ 」
「 ちょーっっと待ったーっ! まさかまた救急車を? 」
「 いえ、さすがにそれは・・ あは。」
動転の仕方が尋常ではない彼女は
鼻血事件の後、まむし事件 も起こしていた。
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夏の明け方の事だったと思う。
うとうとと眠っていると、足に激痛がはしったらしい。
何かに噛まれた!
「 マムシに、マムシに噛まれましたーっ!!」
―― おおごとである。 部屋に蝮。
「 マムシの足が、マムシの足がーーっ!!」
―― マムシに足? とんでもない大発見、大事件である。
しかしながら、不運にも 後輩K♀からの電話を受けてしまった救急の人も
翌日その話を聞いた私も、興奮する彼女の話に割って言った
「 ・・・ ムカデ では? 」
ムカデだから良いという訳ではないが、マムシで押し通そうとした彼女もすごい。
誤解があってはいけないが、後輩♀は鼻血や寝違えで救急車を呼んでしまうようなモンスターではない
ただ、夜中や明け方に初めての出来事に遭遇すると、処置の仕方を救急病院に聞いてしまうのである。
次はどんな初体験が彼女を ・・いや、救急の人を待っているのだろう。 ほんと、すみません。