先日、エレベーターを降りた時
大学生らしい方を案内していた O部長が

「 あ、寺尾。昔、青春シャッフルって番組やってた?」
「 ・・はい。」
「 何年くらい前? 」
「 え?・・十・・数年前です 」
「 聴いてたんだって 」
「(えっ!?)ちょっと上の世代向けだったでしょ? 」
「 おじいちゃんと聴いてました 」
「 ・・(°▽°) あ、ありがとう。おじい様によろしくお伝えください。」

O部長の手前、すごく冷静に装ったけど
すごくジワジワ嬉しかった。

「 青春シャッフル 」は当時の部長?が付けた番組名で、
初めて「 このタイトルどう?」と打診された時は
「 いや、待って下さい。そんなコテコテな・・」と渋り、考える時間をもらった。
でも、コンセプトを考えても、私の昭和なキャラを重ねても、それ以上のタイトルはなく、
次の日に「 これしかないですね 」と返事をした。

長くは続けられなかったけれど、私にとって忘れられない番組となった。
やっと、それまでの私ができる仕事を見つけた気がした。
今も前向きに仕事をしていられるのは「 青春シャッフル 」のおかげだ。

なんてことない 深夜のリクエスト番組。
今は年に一度、名付け親の先輩が 復活させている。

もぎたてテレビにしても、青春シャッフルにしても、なんともまぁ こっぱずかしい
ダサいっつーか、青臭いっつーか・・ でも、継続は力、住めば都(?)
ないんすよ、その番組にはその名前しか! 名は体を表すんですね、愛してるす!

学生さんはきっと当時まだ 十 にもなっていなかったろうに
ラジオから流れる曲を楽しそうに口ずさむおじいちゃんと聴いていてくれたのだろうか
もしかしたら、会社訪問にあたり何かラジオの思い出を必死で探したのかもしれない

でも、そうだとしても、

放送という刹那な時の中で
おじいちゃんと一緒に聴いたラジオを思い出してくれてありがとう
あんな青臭い名前、思い出してくれてありがとう。

O部長さえいなければ、抱きしめてるとこでした

・・それはそれでセーーフ、か。