松山市民会館大ホールに入りきらないほどに愛媛の皆さんが駆けつけた
「 拉致被害者を救出するぞ!国民大集会 IN 愛媛 」
私も今日が休みであったことを感謝しつつ参加しました。
壇上でお話になる皆さんが、原稿に書かれた文章ではなく
ご自分の言葉で、ご自分の思いを伝えていらっしゃるので
会場を埋め尽くした皆さんも
一言一言聞き漏らすまいと、お話に聞き入っていた事と思います。
1977 ―― 横田めぐみさんが拉致された年。
私は小学生でした。
年賀状に、干支のヘビを書いたのを覚えています。
口に [ 77 ] と書いたカードを加えたピンクのヘビのイラストです。
そんなことしか覚えていません。
そんなことしか覚えていないほど、遠い遠い昔のことです。
きっと、誰かがあんなことがあったね、こんなこともあったよと言ってくれれば
ああそうだったね、と思い出すことができるでしょう。
でも私はあのつたない絵を描いた自分を思い出すことで、31年という時間の長さを感じるのです。
その間、ご家族は何度「めぐみちゃん」と、返事の返ってこない名前を呼んだことでしょう
もちろん、横田さんだけではありません。 遠い地の話でもありません
ひとりの力では、どうにもならないこともあると諦めることがあります。
でも、あの会場にいた皆さん誰しもが、
ひとりひとりが集まれば、こんなに大きな勇気が生まれるんだと
あの地響きのような何千人もの拍手の中で感じたはずです。
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1977 ―― 遠い昔ですが、これは昔話ではありません。
私もあなたも、拉致被害の国に生きています。