今夜のプロフェッサー樋口の青春シャッフルの1曲目に
さだまさしさんの 「 線香花火 」 が掛かりました。

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 高校1年の時、夏のソフトボール部の合宿で
 夕飯が終わった後の自由時間に、グラウンドの朝礼台で夜空を見上げながら
 1年 上の先輩が私に歌を2曲教えてくれた。
 1曲は「いちご白書をもう一度」で、もう1曲が「線香花火」だった。

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今夜 歌が流れてきて 「懐かしいなぁ・・」 と つぶやいた。 
―― 直後、「 全然違う・・」 とも つぶやいた。
残念な事に、先輩は 音〇 だった。
それは当時から うすうす気が付いていた。
そして 教えてもらった2曲が オリジナルの旋律とは違うことも うすうす知っていた。
「いちご白書をもう一度」 は その後 聞く機会が多かったので 早い段階で矯正できた。
しかし 「線香花火」 は わりと放っておいたために
私の中では別物として出来上がってしまっている。

声に出して歌うと、周りにいる人に ( 寺尾は ハモろうとでもしてるのか? それにしても・・ )
と、疑われてしまうので、頭の中でだけ メロディーを追った。 
・・・おいおい、まるで違うぞ。
私が覚えている方が はるかに複雑な譜面だ・・。  

―― 先輩は ある意味 天才作曲家だったのかもしれない。