私は小さな頃から よく歌っていた

アニメソング、CMソング、歌謡曲・・
なにせ、阿久悠さんが作詞家デビューした時代に
私も生を受けたものだから、
華やかなりし昭和歌謡曲を子守唄に育った
そんな多種多様な歌の中でも私を形成していったものは
小学校で習った唱歌や合唱曲だ

みかん一座の曲には 唱歌のような郷愁がある

小難しい解釈などいらない
ただ歌詞を受け止めればいい
口に出すのは恥ずかしい
ただメロディを受け止めればいい

けれど、歌わずにはいられない
恥ずかしくて口に出せない言葉を。

自分が関わらなかった過去のメインタイトルも
練習から本番まで何度も聞いていれば
耳が覚えて歌詞とメロディが心に残る
そしてどうして当時この歌を一緒に歌わなかったのかと
激しく後悔したりする

なぜ心がイタむのかはわからないけれど
みかん一座の曲は、心を揺らす
言葉にしてこなかった自分への後悔か

大人になった私の唱歌
今だから照れずに歌える
・・いや
みかん一座に関わった当初から照れずに歌ってたな
・・いい曲だなぁ

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昨日・一昨日、みかん一座のミュージカルに
来て下さった皆様、ありがとうございました

「 ザ・愛媛 」、というよりは
「 ど・愛媛 」、というようなコテコテの愛が

私が感じる郷愁なのかもしれない