数日前から (忘れないように・・忘れないように・・) と注意していた
わたしには同じ名前の幼なじみがおり、たちの悪い事に ガサツな私とは正反対の可愛い子だ
何の因果かクラスで一番の仲良しだった
大学進学でバラバラになり、今や年に1度会えるか会えないかだが あいも変わらず仲良しだ
その彼女の誕生日を控え、お誕生日メールを打ち忘れないよう、数日前から気に掛けていた
でも案の定、思いだしたのは当日の夜10時頃で、あぶない!セェーフ・・・
なかなか感動的なメールを打ち終え爆睡していると、深夜0時を少し越えて返信メールが来た。
次の日の夜11時
ハタ!と 思うところあり、まさか・・・と また彼女にメールを打ってみた
「 もしかして、お誕生日は 今日・・ですか?
まさかとは思いますが、わたくし昨日 フライングでメールしましたか?
まさか明日ってことはないですよね!! 」
彼女からの返事は
「 気にしなーい気にしなーい 」 という一休和尚のようなものだった。
私は大切な友人の 貴重な1歳を 前のめりに とらせてしまった!
ごめんちゃい!えいこさんっ! えいこ、えいこさんの誕生日を忘れたわけじゃないの!
えいこさん、ダメなえいこをゆるしてっ! ―― って、わかりずらいわ!
こんなバカ芝居に付き合ってくれるので、今だに友達なのです。