厄年の友人は、正月早々寝込んでいた。
風邪にしては治りが悪いので、慣れない恋患いでもしてるのかと思っていたら
脳の血管がどうとかで、病院に行くのがもう少し遅かったら危ないところだったらしい。
離婚も 倒産も 経験した奴だが、ギリギリのところでラッキーに救われることが多い。
通院しながら仕事もしているが、まだ日常生活には不便が生じているので
留守の玄関先におかずを届けておいたら、メールが届いた。
御馳走様でした。
夜道で当て逃げされ肋骨三本ヒビ。
毎月不幸が訪れるさすが厄年
何もかも厄年のせいにされたら 厄も たまったもんじゃないな と、
厄に 同情してしまうくらいは ツイてない奴。
厄病神に好かれてしまった ギリギリラッキーな奴に 幸あれ