重いカーテンを開けると、
見事に黄葉した銀杏の木が朝日に輝いて見えた。
黄金のツリーのようだ
そう言えば 今年の夏。
今 某CMに‘島根のおじさま’として出演しているシロイルカに会いに行った。
実は3頭ともバブルリングが作れるようになったとかで、写真は同時に輪を描いた瞬間。
ただ、私の駄カメラでは 3輪を写しきれませんでした! (よーく見ると、ふたつくらいは確認できます)
皆様に幸あれ♪
3連休でしたね。 でしたか?
私は3連勤でした。
まぁ、世間が連休の時は、大抵 勤務です。
―― で、ハタと気が付きました。
入社1年目に、土日のラジオ番組を担当させて頂きました。
数年間は土日勤務が続きました。
しばらくして、早朝勤務のズームイン○という番組を担当しました。
出勤時間はまだ星が出ていました。
そして今、夜10時からの生放送を週4日担当しています。
みんなそろそろ帰ろうかという頃に出勤します。
同じ会社でもなかなか顔を合わせない人多し。
・・・ ん?
・・・ 私って、外角?
ウィークデイ 9時5時勤務のOL・ストライクゾーンからは外れっぱなし・・。
―― ま、まさか、社内隔離?
今 思えば、中学・高校の頃は 体操服の上から制服とか平気で着てた。
上から着てても、青い体操ズボンはスカートの下から出る。
さすがにズボンが見えてるのが格好悪いと思う時は、
ひざ上まで たくし上げてスカートで隠したが、微妙にガニ股になる。
母は身だしなみに厳しかったが、私の帰宅時は仕事に出ていたので
私が部活帰りにどんな格好で自転車を漕いでいたかは知らないはずだ。
あんな格好ができたなんて、私も若かったなぁ・・。
* * *
晩秋深夜の帰り道は寒い。
上着を着ていても原チャで走れば胸元が寒い。ひざも寒い。
・・あら、こんなところにオシャレな膝掛けが・・
「!」
膝掛けを、縦に、上着の下に はせ込み、上から見れば襟元からマフラーのように、
下からみれば、上着から はみだした・・・ そうね、おすもうさんの化粧まわしのようにも見える。
・・深夜だし・・ 許せ母ちゃん。
こんな格好ができるなんて、私もまだ若いのかしら。
私は、日本酒やウィスキー、ワイン等は
長年培われたその土地々の風土と文化から産まれた芸術品であると思っていますが
だからといって、芸術をまとめて味わう異文化交流を一晩でしては いけな・・ かった。
う・・
昨夜のヘッドフォンは、細い線 (←専門用語知らず)が
抜けかかっていただけと判明致しました。
お騒がせ致しましたが、セーフ!
・・でもダサッ
* * *
階段を上ろうとして、自分の裾 踏んづけて 転びそうになったけど踏ん張って、セーフ。
でも突然の慌てっぷりを 階段ですれ違いざまの後輩に見られて、アウト。
( 実は上り階段で転びそうになったのは この1週間で2回目。
前回は最上段にいた後輩が、最下段で突然ひっくり返りそうになった私に
「大丈夫ですか!僕が挨拶したから気を散らせてしまったんですね、すみません。」
と、そんなはずないのに謝られた。 めっちゃカッコ悪。 ・・やっぱりアウト。)
なんか、昨日の放送裏の様子を読んで
「大変でしたね」
とかメールが送られてきたけど、昨日は全然たいへんじゃなかったんだけど?
大変なのは、むしろ今夜。
放送直前にヘッドフォンマイクを付けたら、聞こえない。
「え゛、まぢ?」
どうも接触が悪いらしい。
音が途切れ途切れ・・・の、まま放送スタート。
まぁ聞いてるぶんには、私が騒ぐ以外何の支障もないと思いますが
私としては音声は命綱のようなところである。
なんせ、放送されているのかどうかわからないまま放送するほど不安なことはない。
しばらくして、いい事考えた。
ヘッドフォンマイクを付けた上から、マイクが付いていない普通のヘッドフォンを付けた。
・ ・ ・ わかる?
ヘッドフォンの重ね付け。 Wヘッドフォン。 デカ耳&デカ頭。
・ ・ ・ 重い&痛い。
番組後半はちょっとお見せできない格好でした。
ラジオだからこそね♪
「今日のアシスタントは ガッキーみほちゃんです!」 ・・「ゆみです。」 ・・「あ、ごめん。」
そんな失礼な紹介から始まった今夜の青春シャッフル。
ADツッチー君のピンチでアシスタントに入ってくれたガッキーちゃんは大学1回生。
「青春シャッフル」 のADは 案外大変です。
二十歳そこそこの若者では聞いたこともないような古い曲を次々検索しなければいけません。
どっちが歌手名でどっちが曲名だかも、男か女かだかも、洋楽か邦楽かだかもわかりません。
おまけに、南海放送独自の検索パソコンを使いこなさなければいけないのです。
そんなところへ、1回生が代打で送り込まれてきたのです。
―― 今夜の放送は、修羅場になるな・・。
放送開始1時間前、見るからにのんびりと穏やかそうな彼女と初めての挨拶を交わし、
検索シュミレーションで 早い&間違わない曲検索のコツを教えましたが、やはり遅い。
でも彼女はアシスタントの仕事をノートにびっしりと書いており、
時々それに目をやりながら私のシゴキに耐えておりました。
そんなところへリクエストが届きました。「沖雅美 ポルシカ ポーレ」
―― ガッキーちゃん、絶対知らんな・・。
と、思った私は彼女が席を離れていた隙に検索を始めました。
ポ・・シカ ポー・・レ っと。 沖・・ ポ・・ ―― なかなか出てこないな・・しょうがないか。
と、私があきらめてしばらく、ふと見ると その曲が「準備できました」の状態になっていました。
「え゛っ!?あったの?」 「はい。」
見ると、微妙に違う曲名と歌手名 「仲雅美 ポーリュシカ ポーレ」
―― それにしても、二十歳が仲雅美は知らんだろう・・ 沖雅也との区別だってつかないはず。
近年、若いADさんは簡単に「この曲ありません」と言うので、「もうひと押し調べろ」と、
違う検索の仕方を教えたりするのですが、彼女にはそれが必要ありませんでした。
ガッキーちゃんは私さえしない調べ方で探し出し、そして当たり前のように準備したのです。
私はちょっと感動して、「あなたはもう今日分の働きをしました。」 と言いました。
彼女は ポカン としていました。
すべての仕事を終え、帰り際、
「 あの・・私、寺尾さんと仕事ができると思いませんでした。
私、県外から愛媛に来て、初めて聞いたラジオ番組が青春シャッフルだったんです。」
・・・なんて偶然。 なのに ガッキーみほ・・ 「 ゆみです。」 あちゃー。
ごめん、 今日は、ありがとう。