「 痛ッッたーーーい!」
突然走った痛みに叫んだ
私が急に大きな声を出したので
「 英子ちゃん!大丈夫!?」 と
あっこちゃんが何事かと本気で心配してくれた
痛みを感じながら
瞬時にこの痛みの原因がわかった
私はゆっくり右足を持ちあげながら
靴の裏を見た
見事に 画鋲が 刺さっていた
靴底を貫くほど長い針の画鋲
画鋲をえいやと抜きながら
私は先輩女優のイジメに耐える
新人女優になった気分だった
「 こんなことで負けないわ・・・ 」
寺尾は今日も 一人芝居
「 痛ッッたーーーい!」
突然走った痛みに叫んだ
私が急に大きな声を出したので
「 英子ちゃん!大丈夫!?」 と
あっこちゃんが何事かと本気で心配してくれた
痛みを感じながら
瞬時にこの痛みの原因がわかった
私はゆっくり右足を持ちあげながら
靴の裏を見た
見事に 画鋲が 刺さっていた
靴底を貫くほど長い針の画鋲
画鋲をえいやと抜きながら
私は先輩女優のイジメに耐える
新人女優になった気分だった
「 こんなことで負けないわ・・・ 」
寺尾は今日も 一人芝居
後輩ディレクターから携帯メールが届いた
お疲れ様です
会社に行くのが夜になりそうなので
とりあえずメールで失恋します
・・・ え?
そんな・・・ メールで失恋しなくても・・
秋の失恋は悲しすぎるわ・・
わかってるって。
失恋じゃなくて、失礼だってことくらい。
明日の取材の連絡が遅くなりそうで焦ったのね
それにしてもそんな変換ミスするなんて
心が痛むじゃない・・
うちのももちゃんは ちょっとおっちょこちょいです。
ヘルスメーターを買った。
ヘアドライヤーが壊れかけてきたからだ。
・・・ え、 話が見えませんか?
私は ほとんど電器屋さんに行かない。
というか、あまり電気製品をもってない。
でもさすがに毎日使っているものが壊れたので
ヘアドライヤーを見に出掛けたのである。
・・・ でもやっぱりだめね。
ヘアドライヤー目的で行ったのに、
ヘルスメーターが 視界を占領。
なんてスタイリッシュなの! キラキラッ
うちの体重計は のりおりの際
ガシャガシャと音を立てて 針が揺れる。
そこでざっくりとした我が体重を知る。
使用前には、針が 0 になるよう 微調整は欠かせない。
かれこれ、四半世紀使っている・・ もう、いいだろう。
しかし、そのスタイリッシュなヘルスメーターは
最新フル装備(?)のもので、お高かったので、
手頃でコンパクトサイズのものにした。
大きさで言えば、A4、薄型ノートパソコン程だ。
小脇に抱えて、カフェでお茶しても違和感がない。
・・・ いや、小脇に抱えて街を闊歩する必要はない。
それはともかく、のってみた。
おーっ! デジタル表示!
お・・ぉ? 体脂肪率・・
しかしながら気が付いた。
やはりこれは家電製品で、
4本の単4電池が1本でも切れると使えない。
・・・ ガシャガシャ体重計がまだ手放せない
扁桃腺に・・・、違和感。
ちっくとする、ちっくと・・
あっかーん!
だめだめ、すぐ治す!
打つ打つ、すぐ打つよ!
打たれる覚悟は 昨日からできてるんです!
( ま、昨日は 抜かれる覚悟 でしたが。)
さぁ!思う存分 打ってください!
あうっ・・
皮下注射って・・ 痛い。
あと3分!間に合うか!?
移動採血車の受付は、午後5時まで。
私と ディレクター稲ちゃんは ラジオの収録で
ギリギリになってしまった。
「 まだ間に合いますかーっ?」
「 はい大丈夫です! お待ちしていまーす!」
数10メートル離れた先から叫ぶ私に
係の方が応えて下さった。
私は タイミングが合う限り 献血はする事にしている。
それは稲ちゃんも同様のようだった。
「 献血にご協力下さい 」 の社内メールに 「 うわ、今日か・・ 」
今日は ラジオの収録とあまりに時間が がっちゃんこ。
ゲストをお見送りしたタイミングで 稲ちゃんと顔を合わせ、
「 あと、3分。 行こか!」 ―― で、静かにダッシュ。
―― なのにっ!こんなに血気盛ん(?)なのにっ!
事前の検査で ヘモグロビン濃度が わずかに足りなかった 私!!
「 え゛っ!? まさかっ!? 」
今 役立てなくて、何のための ぽっちゃりかっっ!!
・・・ いや、ぽっちゃり自体は 関係ない。 いや、あるっちゃ ある。
うなだれる私を 献血スタッフの皆さんが温かく迎えて下さる中
皆で 稲ちゃんの ヘモグロビンの行方を バスガラス越しに見守る・・
「 あ、お願いできたようですね 」
場内は歓声に湧き・・ って ほどではないにしろ
時間ギリギリお待たせし、一人だけでもお役に立てたこと
ホッとした次第でございます。
私は移動採血車に横たわる稲ちゃんを残し、
ジュースばかりでなく、以前渡していなかったからと
献血記念の品まで頂いてその場を後にした。
ちなみに 今日のラジオ収録は ‘自律神経’に ついてだった。
「 例えば、注射の際には 交感神経が働いて・・ 」
私の交感神経よ、ドキドキさせるだけさせて ごめんよ、今度お役に立とうね。
24時間テレビ放送中です。
雨の中、南海放送にもたくさんの方がお越し下さっています。
本当にありがとうございます。
このあともよろしくお願い致します。
.
さて、昨夜 24時間テレビを見ていた営業の後輩が
挨拶がてら私に話しかけてきました
「家で見てたら、高島れいこさんにちょっと似てましたよ」
え?
てか、髪型がそれっぽいだけでしょ?
私は身の程を知っているので
そのような言葉で浮かれることはないし
毎回美容室で仕上がっては
「 ナミエ〇コ さんみたい・・ 」 が口癖だ。
なのに、タカシマレイコ さんだなんて・・
やめてよぉぉ~
そんなわけないじゃーん
もうやだぁぁぁ~
・・ あ、ナミさんなら いいってことではないのです。
神様 今日は耐えました。
レジ横のチキン、喉から手が出そうでしたが、やめました
商品を渡しながらも じっとホットボックスを見つめる私に店員さんは言いました
「 ゆっくり考えて下さい。その間に お弁当温めてますから・・ 」
何て優しいお言葉・・
店員さんにも 私の邪心が見えるのでしょうか・・
でも私は耐えたのです。
「 いいえ、これだけで。」
でも神様、チキンを買おうとしていた私のメイン弁当は
「 親子丼 」 だったのです。
どんだけ 鶏 好きやねん、て 話です。
私のデスクには1枚のハガキがある
もぎたてテレビ宛てに頂いたハガキ
そこには、要約すると
「 食べてばかりで 最近太ってきたんじゃない? 」
という事が 遠回しに 優しい言葉で 書かれてある。
「 誰とは申しませんが・・ 」 -- 寺尾です。
そのハガキを目につくところに置き 戒めている。
そんなこともあり、地味にダイエットを始めた。
無尽蔵に食べるのをやめ、量を減らした。
少し痩せた!
しかしすぐに炎天下の取材はやってくる。
食べなければ 倒れる、食べねば。
そんな繰り返し・・
そして 体力つけねば!を いいことに
ダイエットは ゆるみがち。
緩みきってる証拠に、選ぶ弁当は 唐揚げ弁当。
唐揚げで体力がつくのか?ただ好きなだけだろ
それも、タガが外れて マヨネーズ&塩パッパ
・・・ 今日だけです 神様。
良心の呵責に耐えかねたか、かすかな抵抗か
唐揚げ弁当 の 両脇に
脂肪を消費しやすくするお茶 と
体に脂肪がつきにくいお茶 を置いてみる
・・・ 何か間違っている
ついでに昨日もらったコラーゲンDXパウダーを
脂肪がつきにくいお茶で流し込む・・ むせる
・・・ きっと間違っている
はっ! これはっ!?
デスクにそっと置かれた
コラーゲンドリンクと、 コラーゲンパウダー
これは確か、さっき立ち話した後輩Hが持ち歩いていたもの!
ありがたい、確かにうれしいプレゼントだ
しかし、後輩Hからはこれまでこれといって貢がれた事はなく
なぜ今 私にそっとコラーゲンをくれたのか、わからない
それも DX (デラックス) ・・
髪の コンディションだけでなく
肌の コンディションさえ、あからさまに崩れているのか、私・・
夏のいぢわる
ん・・? 泡立た・・ない。
まさかと思ったが、まさかだった
シャンプーとコンディショナーを間違えてしまった!
あなたもあるでしょう、
歯磨き粉と洗顔フォームとか
ヘアスプレーと制汗剤とか
トイレットペーパーとアルミホイ・・ ないか。
まさかと思うことも、生きていれば起こります
そこまでじゃないにしても、
私は泡立たないコンディショナーで髪を洗い始めたのだ
とりあえず髪をまさぐりながら考えた
さあ、どうすべ
1、コンディショナーを洗い流して、シャンプーからやり直すか
2、もうコンディショナッたから、これであがるか
3、とりあえずごしごし洗って、改めてコンディショニングするか
よし、2だ。
2を後押しした理由はもうひとつ
シャンプーの残量が少ないので
シャンプーとコンディショナーの残量を均等に近づけるには
シャンプーを使わず、これで終わったんでいいんじゃないか
そう考えながら、コンディショナーを洗い流した
はっ! 流しちゃった・・
私の通常の手順だと、
シャンプー → 流す → コンディショナー → 洗 顔 → 流す
というように、洗顔してるわずかな間に 髪にうるおいを与える
しかし!
今コンディショナー流しちゃった!洗顔する前に流しちゃった!
ルーチンが狂うといつもの達成感(?)が損なわれるので
結局、3。
コンディショナーからの、コンディショナー
どんだけコンディション崩れてんねん、て話です。
さあ、あなたならどうする?