2022-02

オピニオン室

愛媛FCクラブ・ヴィジョン発表に想う

先日23日水曜日、松山市民会館中ホールで開催された「愛媛FC2022 キックオフフェスタ」で2006年にJリーグ昇格して以来17年目にして初めて“クラブ・ビジョン”を発表しました。昨年末、最後の記者会見でチーム側が発表すると宣言していたのでサポーターもメディアも待ちかねていた「クラブ・ヴィジョン」。大きな特徴は具体的な数値目標を設定したことです。「2022年 J3優勝2026年までにJ2リーグ6位以内2030年までにJ1昇格」「2026年までにホームグロウン選手30%2035年までに50%2030年までに世界で活躍できる選手を輩出」(*ホームグロウン選手:12~21歳までで990日以上所属する選手)「入場者数2022年、平均3,000人2026年までに平均5,000人 2030年までに平均10,000人」そして愛媛FCとは「人々を繋ぎ 人々を育むクラブ」選手・指導者を育成するクラブだと明言しました。当たり前やろ。そんなん普通や!とかFC今治の方が目標設定が早いわ!とか否定的な意見もありますがまずはこういった目標やフィロソフィを数値化し可視化し、共有したことは大いに評価されるべきです。これらの骨子を考えた青野大介GM(丹原出身)。「5年ほど前からこのフィロソフィは作ってきてたんです。育成で成功してるオランダやベルギーのクラブなども見て愛媛FCというのは人を育ててトップチームに上げてその選手が大きなクラブに行ってまた帰ってくるような“育成”クラブを目指すんだと」「結局、それらは17年前に石橋(智之、チーム創設者)さんが最初に言ってたことと同じだったんです。それがボヤけていた時があったからこうなってしまった」個人的には最悪、この目標は達成しなくてもいいと思ってます(してほしいですけど)。目標は変わるものです。ただ、達成しなかった場合。なぜダメだったのか分析し修正したものを共有してほしい。どこの企業でもやってることですし愛媛FCもやってきたんでしょうけど。なので毎年これはやってほしいことですしやり続ける限りホヤけることはないと思います。
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フィンランドと一遍ゆかりの「上人坂」

2月19日、松山市道後の上人坂に砥部町出身のアーティスト、石本藤雄さん(81歳)のギャラリー兼アトリエがオープンしました。フィンランドの世界的ブランドマリメッコで30年以上デザイナーを務めたのち、同じくフィンランドの陶磁器メーカー・アラビア...
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IT社会でも意外と重宝?”紙”のPR

コロナ禍で飲食店の営業時短が続くなか、愛媛県は紙媒体を使った県産食材の売り込みに力を入れています。※詳しくは動画で!愛媛の食材と飲食店の橋渡し県ブランド戦略課が発刊している食材カタログ「えひめの旬と通」。コロナ禍の去年8月に創刊され、愛媛の...
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ニュースのウラカタ#30 「キリクチ」

ニュースのウラカタ#30 「キリクチ」今回は「キリクチ=切り口」についてお話しします。切り口とは呼んで字の如く、物を切ったときの断面のこと。転じて、ある物事について考えたり分析したりする際の着眼点のことを言ったりします。例えばキュウリを切る...
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瀬戸内の島のホテルでワーケーション

コロナで注目されている新しい「働き方」であり「余暇の過ごし方」でもあるワーケーションを体験しました。◆瀬戸内の島、海を望むカフェの2階愛媛県の上島町岩城島で早朝の取材があり、前泊が必要だったため岩城島の向かいの島、広島県生口島にあるSOIL...
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チェアマンがやって来た(Bリーグの)!

先週末、愛媛オレンジバイキングスのホームゲームにBリーグトップの島田慎二チェアマンが来場しました。「昨年はコロナでできなかったけど今年は全国のチームを回ってて今日で20チーム目です。私が来たらホームチームは16勝3敗なので勝率高いんですよ~」こだわりはどの会場に行っても自分でチケットを買って各クラブの運営を実感すること。試合結果はチェアマンの宣言通り2試合共ホームのバイクスが大差で連勝。3戦3勝で“武道館無敗神話”継続中です。今シーズン、バスケ界一番の話題と言えば昨年6月に発表された2026年からの“新リーグ構想”。簡単に言うと今のB1、B2、B3を新ライセンス基準により再編成。新ライセンス基準は売上高や平均入場者数、会場となるアリーナ規模などの基準を現行より引き上げ厳しくします。さらに昇格も降格も無くします。これはデカい改革です。本場アメリカのNBAに倣うということですが、Jリーグで盛り上がる“昇降格”を無くす。これには未だ賛否が付きまとってます。なぜ、ここまで大胆な改革をするのか?リーダーに直接、聞いてみたかったんです。「きっかけはリーグ内で格差が広がったからです。B1は成功して、凄く規模が大きくなったチームもありますが、B2、B3は地方クラブのみになり始めている。“バスケで日本を元気に!”で始めたBリーグですが、勝った負けただけで昇降格を決定するのは地方創生の意味でも本意ではないので」。ちなみに、新B2の基準は平均入場者2,400名と売上高4億円など。現在のバイクスに当てはめると新基準は満たせず新B3に降格することになります。2015年に始まった日本のプロバスケ、Bリーグは発足10年を機にこれまで参考にしていたJリーグ方式と袂を分かちます。その初回審査は2024年10月、2年後。関東圏のクラブや沖縄の様に大成功しているチームもありますが地方で成功モデルを模索している小クラブのチームは新たに大きな決断を迫られることになります。プロスポーツ先進県ではない愛媛でどのような舵を取るのか。バスケファンの一人として決断を待ちたいと思います。最後にこの選手、是非覚えてください↓この武道館2試合でBリーグデビューしたばかり地元(勝山中学)松山出身のスーパールーキーです!宇都宮陸選手、まだ現役大学生(京都産業大1年)!伸びしろしかありません。
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衝撃!アサヒビール四国工場 操業終了

おととい(15日)西条市のアサヒビール四国工場が操業を来年1月に終了すると発表しました。貴重な雇用の場 約140人が勤務1年後の閉鎖が決まったアサヒビール四国工場は、愛媛県の誘致などを受けて、1998年に操業を開始しました。年間、約470万...
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コロナ期間限定!島のホットドック人気

上島町の岩城島フェリー乗り場の待合所で、期間限定販売のホットドックが人気を呼んでいます。なぜ、期間限定なのか?コロナで宿泊部門の休止を余儀なくされたホテルの従業員らがレストラン部門の設備や料理技術を活かして少しでも売り上げを上げようと考えた...
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FC今治新体制発表会に想う【後篇】

昨日、中国四国地方8局ネットのラジオ番組「中四国ライブネット愛媛発 開幕間近、これが中四国のJチームだ!」を放送しました。中四国の8つのJチーム、全部言えます?言えなくても大丈夫、ラジコのタイムフリーで来週日曜まで聞くことが出来ますよ。岐阜...
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古代ギリシャ発・漱石経由・ウォーホール行き

ZOZO創業者の前澤友作氏がアートコレクターとして世界に知られる存在であることをご存知でしょうか。5年前にはアメリカ人画家、バスキアの作品を123億円で購入し、話題となりました。大原美術館(岡山県)の倉敷紡績、出光やブリジストン、サントリー...