おととい(15日)
西条市のアサヒビール四国工場が
操業を来年1月に終了すると発表しました。
貴重な雇用の場 約140人が勤務
1年後の閉鎖が決まった
アサヒビール四国工場は、
愛媛県の誘致などを受けて、
1998年に操業を開始しました。
年間、約470万箱の
ビール製品などを製造し、
四国4県と広島県に出荷しています。
工場で働く正社員は58人。
(ほか非正規社員6人)
併設する飲食店(アサヒビール園)や
物流の関連会社などでも
77人が働いています。
なぜ?操業終了の理由
アサヒグループ
ホールディングスは
グループ全体で
生産性と収益力を向上させ、
物流コストの低減を図るため、
グループ内では規模の小さい
四国工場の閉鎖を決めたとしています。
「最適な生産体制を全社的に構築したい」
(アサヒグループホールディングス)。
そして、もう一つ。
新型コロナによる販売減少がありました。
コロナでビールが売れない…
コロナ禍で
飲食店の営業時短要請が度重なり
酒類の販売が制限されています。
ビールメーカーにとって
まさに”厳冬”が続き、
依然、先が見通せません。
加えて、チューハイや
ノンアルコール飲料人気に代表される
ビール需要の落ち込みが
底辺で進みます。
アサヒグループホールディングスは、
今後、ビールの生産量を減らし、
ノンアルコール飲料などの製造に
シフトする計画です。
雇用はどうなる?
アサヒグループホールディングスは
四国工場で働くおよそ140人のうち、
正社員58人については
グループ内に配置転換するほか、
希望者には再就職を支援するとしています。
残りの約80人についても可能な限り
再就職などを支援したいとしています。
西条市の玉井敏久市長は
「非常に大きなショッキングな
ニュースで本当につらい。
でも立ち止まるわけにはいかないので、
西条市が一丸となって
切り替えていかなくてはならない」と
話します。
ニュースチャンネル4では
きょう(17日)の放送で
アサヒビール四国工場の操業終了について
特集を放送する予定です。