J3リーグ、FC今治の勢いが止まらない。前週末のホームゲーム(第26節8月31日)では、奈良クラブをJリーグ昇格史上、最多得点の6得点(無失点)で粉砕。“自動昇格”圏の2位をしっかりキープした。
これで10試合負けなし。地元今治にも“いよいよ”というムードが漂ってきた。
8月24日に行われたアスルクラロ沼津(静岡)との試合では、アウェイ戦を観戦しようと、今治市のど真ん中にある広場でパブリックビューイングが開催された。集まったのは市民100人。市の中心商店街周辺に、これだけの市民が集まるのは今では珍しい。
「勝ってもらってJ2自動昇格圏にしっかり入ってもらいたい」「3-0で圧勝して欲しい」。
強い市民の願いは、全国的に地盤沈下が続く地方都市の街の中心部に『にぎわい』を生み出している。