コロナ禍で世界の中央銀行が
金融緩和を続け、
市場にお金が溢れています。
そのお金が株式市場に流れ込み、
アメリカ市場では史上最高値の更新が続き、
日本でも日経平均株価が30年半ぶりに
3万円台に乗りました。
自分の周りを見渡してみると
お金が溢れている風景は全くないのに、
なぜ自分の遠く離れた場所には
お金が集まるのか?
そもそも世の中に
ジャブジャブと溢れているという
お金の信用はどの程度で
どれほど確かなのか?
そんなことを考えさせられる
『紙幣の信用の歴史物語』を
八幡浜市保内町を舞台にまとめました。
▼『紙幣の信用の源泉は?日銀VS保内町』
(6分58秒間)
動画に登場した第二十九国立銀行は
明治11年(1878年)に設立されていて
当時と現在との『信用の源泉』を
単純に比較するのは乱暴だとは思います。
例えば、グローバル化が進んだ現在では
国際協調で信用を確保するという手法も
現実的な方法として信用できます。
しかしコロナ禍での株高を
目の当たりにすると、
どこかアンフェアを感じます。
しっかりとした富の蓄積を背景にした信用
つまり兌換紙幣が流通していた当時の
”無骨な”信用を保内町を歩くと感じます。
そういう意味では『信用の源泉』も
多様化しているのかもしれません。
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可能なら、弱者へのいたわりや
困った人への共感という価値を含んだ信用、
困窮した人に、
強制的に一定の量が流れ込むような
信用を持った貨幣制度は
出来ないものでしょうか?
まぁ、それは政府の役割でしょ!
といわれれば、そうなのですが・・・