福西崇史、長友佑都、川又堅碁、そして・・・

ニュース解説

今や堂々の日本A代表、鎌田大地選手

(かまだ・だいち、伊予市出身)…の

小学生(現ゼブラキッズ)時代のワンカットです。

(*第32回南海放送杯決勝)

「スキルは当然、当時から

“個人戦術”がずば抜けてました」とは

当時の監督・飯尾始さん

(現FCゼブラ・ゼブラキッズ代表)。

“個人戦術”とはザックリいうと

『自分+1人の味方+1人の相手』の関係の中で

どのようにプレーするかを考えることです。

同じく五輪代表にも呼ばれ、

将来のA代表入りも充分ある

大洲出身、東俊希(ひがし・しゅんき)選手…

の中学、FCゼブラ時代の

2015年愛媛県ジュニアユース選手権決勝の一コマ。

2人の基礎は小学生時代(現ゼブラキッズ)と

中学生時代(現FCゼブラ)に形成されました。

そのFCゼブラ(ゼブラキッズ含む)と

愛媛FCが先日、パートナー契約を締結。

高校サッカーの強豪校が

地元の中学校やジュニアユースチームと提携し、

長期育成の中で優秀な選手を育てるのは

全国に多くありますが、

Jクラブと“小中学生の町クラブ”が

タッグを組むのは異例です。

締結内容は両クラブ間の

①情報交換②指導者育成や派遣

③選手の受け入れなどなど。

小さなニュースですが

私はものすごく期待をしています。

なぜか。

20年以上前から

小学生年代の取材もしてきましたが

FCゼブラの指導法で他チームと

絶対的に違うことがありました。

それはベンチ(指導者)から

否定的なコーチングをしないことです。

今でこそ少なくなりましたが当時、

愛媛の小学生チームには

威圧的な発言をする指導者が一部いて、

監督至上主義?が根強くはびこっていました

(ホント、一部ですよ)。

「もう、お前らは負けてこい!」と

PK戦に送り出した監督に

愕然としたことを覚えています。

そんな中でゼブラベンチの指導者は、

勝とうが負けようが、

決して否定的な言葉を子供たちに

使いませんでした。

少なくとも私は聞いたことが無かったので

とても好感を持っていました。

その後、鎌田選手や東選手が活躍の場を広げるのを見て

なるほどジュニア時代に教えられたのは

サッカーの技術だけじゃないんだなと納得しました。

「飯尾さんは自分のとこだけじゃなく、

全部の世代、愛媛全体を大事にしている。

代表選手を輩出するなど良い選手を出しているし、

僕らも学べるところがある」

今回のパートナー契約を締結した愛媛FC、

青野大介GM(丹原町出身)。

オランダの育成名門チーム、

アヤックス・アムステルダムで研修をした時に

ジュニア世代の育成の大事さを

改めて痛感したといいます。

「この世代はメチャクチャ大事です。

でもそこが一番難しい。

ゼブラだけでなく賛同してくれるチームがあれば

どんどん広げて一緒にやりたい。

指導者が成長すれば

子供たちも成長できますから!」

確かに現在、トップチームは6試合未勝利で

後がありません。

目の前の勝利ももちろん大事。

でも、未来への投資も同じくらい大事なんです。

この小さな締結が大きな未来に繋がることを

信じています。

 

PS.昨日のホームゲーム、62分のオフサイド…

原さ~ん、どう思います???

#Jリーグジャッジリプレイで取り上げて。

記者プロフィール
この記事を書いた人
江刺伯洋

江刺伯洋(えさし はくよう)1971年3月1日松山市生まれ。
入社以来アナウンサーとして主にスポーツやラジオを担当。特にサッカー実況は少年からJリーグまで全カテゴリーをこなしてきた。
著書に愛媛FCのJ昇格劇を描いた「オレンジ色の夜明け」、「群青の航海 FC今治、J昇格まで5年の軌跡」がある。【現担当番組】DAZNのJリーグ中継(FC今治、愛媛FC)、ラジオ生ワイド「江刺伯洋のモーニングディライト・フライデー」(毎金曜午前07:15~11:09)など。

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