【解説速報】感染者38人「特別警戒期間」へ

オピニオン室

中村知事はきょう(8日)の会見で、新型コロナウイルスの感染者38人が新たに確認されたと発表しました。これで2日連続で過去最多となります。

 

会見の中で「年明け以降、新たな感染事例が急増している。松山市では市中感染が危惧される」「首都圏とは同じ状況ではないが、早めに手を打つ」とし、きょう(8日)から今月26日まで、これまで通りの『感染警戒期』ではあるものの、感染拡大を防ぐため、特措法に基づき知事が要請を行う「特別警戒期間」と位置づけ、対策を強化したいとしました。

 

▼きょうの会見

 

▼会見のポイント

 

1.県民と事業者への要請

感染拡大地域(特定都道府県)への不要不急の往来や出張の自粛

※物流業者や受験生、医療関係者の応援などはやむを得ないが、帰県後、2週間は体調管理を徹底

 

2.事業者への要請

テレワークや時差出勤などの一層の促進

 

3.松山市内の酒類を提供する飲食店に対する営業時間短縮の要請

今月13日から今月26日まで、午後8時まで、酒類の提供は午後7時まで

※協力した飲食店に対し、1店舗あたり28万円の協力金を支給(全期間の協力が条件)

 

知事は会見で「26日までに踏ん張れるかどうかで変わる」と述べ、協力を呼び掛けるとともに、状況によっての期間延長に含みを持たせた

 

4.いわゆる「飲み会」に関しての要請

・5人以上、長時間の会食を行わない

・体調不良の人は参加しない、させない

・感染拡大地域での滞在など、2週間以内に感染リスクの高い行動をとっている人は、会食を避ける

 

5.その他の発言ポイント

「いたずらに不安をあおるのは止めて下さい」

「そうした情報発信は止めて欲しいし、惑わされないように」

「国のステージⅢの判断目安である7つの指標を愛媛県に当てはめた場合、①入院患者数と②直近1週間の感染者数が先週より多いという2つの指標では当てはまるが、③重症者、④療養・入院者数、⑤陽性率、⑥新規感染者数、⑦感染経路不明の5つの指標は当てはまらない」

記者プロフィール
この記事を書いた人
三谷隆司

今治市出身(57) 1988年南海放送入社後、新居浜支局、県政担当記者を経て現在、執行役員報道局長・解説委員長。釣りとJAZZ、「資本論」(マルクス)や「21世紀の資本」(ピケティ)など資本主義研究が趣味。

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