GOTO商店街の一環として、今年10月から毎月第4日曜日に松山市の花園町商店街で始まった『まつやま花園日曜市』。コロナで疲弊した一次産業と商店街を応援しようという取り組みですが、GOTO一旦停止の直前となった27日、しっかりとコロナ対策を施して開催されました。
(このお正月アレンジ鉢は、イベント終了後に無料配布されていました‼花勝さんの店頭で2500円の商品!)
目玉は、初お披露目の『鯛むすび』。
コロナ禍で売り上げの不振が続く南予の養殖真鯛を使い、愛媛産の農産物とあわせて、みんなが幸せな気持ちになれる商品はできないかと、魚加工業のモンド社長の中道さんと、仕掛け人であるフードクリエーターの やのくにこさんが試作を続けてきました。
ポイントは、冷めてもおいしい愛媛で生まれた高級米『ひめの凛』に、
生産量日本一の『はだか麦』を混ぜ込み、養殖真鯛に、健康食材として今にわかにブームの『キクイモ』を炊き込み、香り付けには、「陳皮」として漢方薬にも重用されるみかんの皮を。お塩代わりの調味料として『麦こうじ』を使うという、まさに愛媛選抜の、ヘルシーグルメ最強チームの登板です。
販売価格は200円ですが、簡単なアンケートに答えると、100円のキャッシュバック。実質100円で、試食することができます。
炙った鯛が真ん中に鎮座。。もちろん味は言うまでもありません。それにしてもこんな豪華おむすびは見たことない…です。
もうひとつは「鬼北町乾し野菜の味噌汁」。
鬼北町の道の駅「森の三角ぼうし」では、フードロスを無くす取り組みとして、余った野菜を乾燥野菜にして販売する方法を模索しています。
やのくにこさんによると「乾燥野菜を水につけているとベジブロスという出汁が出てくるんです。戻し汁も捨てずに栄養をそのまま飲む味噌汁は、簡単で美味しいですよ」とのこと。
これ、出汁入れてないんですか?と2度聞きするほど、うまみとコクのある味噌汁でした。
こちらも200円で、アンケートに答えて100円のキャッシュバックです。
干し野菜の便利な使い方としては、野菜が安価に大量に出ているときに購入してストックしておけること、また、場所も取らず手軽に栄養が取れることから防災食としても注目されているそうです。
「愛媛の海のものと山のものと里のもの、これを“結ぶ“ご縁。さらに食べたら美味しいという”おむすび“として、食べた人も幸せになるし、農家さんや漁家さんも応援できるって、素敵ですよね」と笑顔のやのくにこさん。
(FoodDesignアトリエやの 代表やのくにこさん)
「“めで鯛“に”結ぶ”というネーミングも含めて、結婚式の引き出物とかお祝い事にちょっと“鯛むすび”があったり、観光客の道後散策でちょっと小腹がすいたときにお土産屋さんに置いてあるとか…楽しいですよね」と、やのくにこさんの楽しいアイデアは止まりません。
みんなを幸せにつなぐ“鯛むすび”。
この試食会は、1月24日(日)10時~15時の『まつやま花園日曜市』でも行われる予定です。
100食限定ですので、400円握りしめてお早めに。(ちなみにアンケート記入で200円はすぐ戻ってきます)