しまなみ海道の愛媛県の玄関口、今治市上浦町(大三島)に発光ダイオード(LED)で有名な日亜化学工業(徳島県)を早期退職し、Uターンしてイチゴ農家になった夫婦がいる・・・そう聞いて、じゃ~行ってみよう!と取材に出かけました。
実は、私はイチゴが好きなんです。
訪ねると、いきなり2人がヤギに引きずられるようにして現れてビックリ!
取材する前の関心は、「なぜ過疎高齢化が進む、つまり若者が魅力を感じず、出てゆく地元・大三島に、一定の社会的地位や収入を捨ててまで帰ってくるのか?」という点でした。
しかし実際に2人に会うと、別の側面に興味が湧き、取材も、そして動画の構成・編集も、別の視点からの解説動画となりました。
▼解説動画『最高の人生の見つけ方~しまなみ編』
もちろん人生に最高も最低もありません。
ただ、あくまで取材を通して私が考えさせられたのが「自分の小さいころからの夢ってなんだっけ?」「今、大好きな何かがあるだろうか?」「日々、笑顔で(楽しく)生活しているだろうか?」「夫婦仲はいいだろうか?」「家族との時間はあるだろうか?」という問いかけです。
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井上さん夫婦は現在8棟あるハウス(両親と一緒に栽培)に、自分たち専用のハウスをさらに2棟、増やせないか検討中だそうです。(見積もりは予想以上に高額だったそう)
またイチゴの加工品を開発し、もっと美味しくイチゴを食べてもらえないか研究中です。
例えばイチゴのジェラートやかき氷など。今、一番、研究に”ハマって”いるのがイチゴを使ったフルーツサンドだそうです。
さらになんと!キッチンカーをオーダーメイドしたそうで、年内には納車されるといいます。
洋平さんは日亜化学工業で、LEDを作る機械の製造装置の設計を担当していた元技術者。
大三島では今、衣美さんという3歳の時からの”相棒”と一緒に、イチゴの増産計画と商品開発に「楽しさ」と「やりがい」を感じている様子でした。