女子大生と記者が作ったYouTube動画

オピニオン室

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松山大学と愛南町、南海放送が9月25日、コロナの影響で販売不振に悩む愛南町の養殖マダイを、大学生の若い感性や瞬発力を中心にタッグを組み、SNSやYouTubeでの動画配信を通じてバックアップしようと連携協定を結びました。

産官学が力を合わせて、地元の問題解決に取り組む試みです。

協定には「南海放送が大学生の動画制作に協力する」という項目が盛り込まれていて、松山大学2回生で、愛南マダイ協力隊メンバーの渡部凪紗さんと、私(三谷隆司)が協力して、愛南町と養殖マダイの魅力を”大学生の視点”で伝える3分14秒の配信動画を制作しました。

その制作過程を解説動画にまとめました。

◆テレビ世代 VS ユーチューブ世代

渡部さんは、動画といえばユーチューブを思い浮かべるネット動画世代。もちろん私はテレビ、中でも報道特集や報道番組を30年以上、専門にしてきました。

”作り方”に対する感性が明らかに異なる2人。共同作業で一体、どんな作品が出来上がったのか?また制作過程で、どんな議論があったのか?などをご覧いただければと思います。

世代を超えた共同作業は、2人それぞれにとって非常に勉強になり、刺激を受ける作業でした。

これからも色んな世代や職業、地域の人と、こうした取り組みが出来たらいいなぁと感じました。

自分たちの業界に閉じこもらず、新しい作り方を見たり、感性に触れたりすることは、クリエイターにとって重要だと改めて感じました。

◆ネット時代の記者に求められる資質

記者もクリエイター。

この事実を意識している記者がどれだけいるでしょうか。

事実を確認し、どのように表現するか?(表現とは、つまり、分かりやすく説明すること)

事実を確認する取材と、そこから真実を歴史的視点であぶり出し、その重要性や意義、価値を分かりやすく、場合によっては楽しく表現して、伝えること。

ネット時代に求められる記者の資質だと思います。

記者プロフィール
この記事を書いた人
三谷隆司

今治市出身(57) 1988年南海放送入社後、新居浜支局、県政担当記者を経て現在、執行役員報道局長・解説委員長。釣りとJAZZ、「資本論」(マルクス)や「21世紀の資本」(ピケティ)など資本主義研究が趣味。

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