ラジオも新顔!

ニュース解説

あるときは坊ちゃん劇場の俳優、あるときは社会人向けコミュニケーション講座の先生、また、子どもたちの学習発表会のお手伝いをしたり、営業にまわったり舞台の小道具を制作したり。
そして新たに、南海放送ラジオのプレゼンターという顔も加わりました。

南海放送ラジオ11:45スタートの生ワイド番組「TIPS」水曜日に、きょうから新登場の中村茂昭さん。

「しげやん、と呼ばれたい!」と人懐っこい笑顔で話します。


かつて劇団四季に所属し「ライオンキング」「アイーダ」にも出演した正統派の俳優。現在は、東温市の坊ちゃん劇場につとめる、会社員兼俳優です。
アウトリーチ事業部に所属し、主に小中学生や社会人を対象にした演技や発声などのワークショップを開いています。

中村さんがはじめて舞台に触れたのが中学3年の時。初恋の女の子が出演するバレエの公演を見たとき、それまで育ってきた自然いっぱいの環境とは全く違う、華やかな世界の存在に衝撃を受けたといいます。

ちょうど市民ミュージカルの募集があり、そのまま高校3年まで舞台に親しみます。進学した大阪芸大ではミュージカルコースを選択。在学中に劇団四季の研究所に入り、卒業後も俳優として活躍します。

舞台出演を重ねるうちに、舞台芸術の作り手側になりたいと大学院へ。助手をしながら、大手企業とタイアップした大きな舞台を制作することになり、いよいよ上演という前日、3.11が発生します。舞台は中止となりました。自分たちが何か月もかけて作り上げてきたものは、一瞬にしてなくなってしまうものだったんだと、喪失感にかられ、大学院の助手も舞台の仕事もやめて、「ぼーっと」過ごしていたといいます。

そんな時、松山在住の俳優、近藤誠二さんから「坊ちゃん劇場にアウトリーチ事業部ができる。お前のしたい仕事に一番近いのではないか。帰っておいで」と声をかけてもらったそうです。

限られた予算の中、時には脚本も書き、演出もする、小道具も作る、舞台にも立つし営業にも駆け回る…。
背負うものが多すぎて大変な時もあるといいます。しかし中村さんは「劇団四季を辞めてから4年間、舞台をしたくてもできない経験をした。このしんどさを手放したら楽になるとは思うけれど、そのあとの喪失感を知っているから、逃げたいとは思わない」と言います。

夢は「坊ちゃん劇場を、いろんな人が気軽に集える場所にしたい。文化が集まるオアシスのようなところになればいい」-。

たくさんの人とかかわって、みんなで作り上げ、ふるさとのいいところを全国に発信していきたい、と熱く夢を語る中村さん。
だから、リスナーのみなさんに言ってもらいたいそうです。
「しげやん、ちゃーんとやれよ!しーんぱいないさっ」って。

中村茂昭さんの出演は、毎週水曜日の南海放送ラジオ「TIPS」11:45~16:00 です。

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この記事を書いた人
永野彰子

入社32年目、下り坂をゆっくり楽しんで歩いています。
ラジオ「ニュースな時間」で出会った人たちの、こころに残ることばを中心にお伝えできればと思います。

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