しゃべりの四天王!

ニュース解説
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南海放送ラジオ×アナウンススクールコラボ企画「話塾」、順調に進んでいます。

「話がうまくなりたい」という相談をよくうけます。ちょっとしたスピーチや気の利いた会話ができるようになりたい…わたしもそうです。

わたしたちアナウンサーは「きれいに話す」訓練はしていますが、惹きつける会話や魅力的なトークは、また別の能力です。アナウンサーの力量が問われるのはラジオの世界。ラジオで魅力的なしゃべりができる人こそ、リスペクトされるんだ、と先輩から常々言われてきました。
その能力を持たない自分にとって、「しゃべりの上手い人」は永遠のあこがれです。

南海放送ラジオで、メインを張るプレゼンターは、人気も技量も、まさに愛媛の「しゃべりのカリスマ」。
そのカリスマたちに、トークのコツを伝授してもらおうと、この企画がスタートしました。(私は事務局をやってます)
登場するのは、熊本フミさん、正岡省吾さん、井坂彰さん、杉作J太郎さんの「愛媛のしゃべり手四天王」です。

10月26日(土)第1回の講師は、「モーニングディライトブリーズ(月~木 9:00~)」プレゼンターの熊本フミさん。

フミさんが数十年前(!)FM局の新人アナとして登場したときは、衝撃を受けました。この絶妙な間合いの相槌は、新人とは思えない!
やはり局アナにとどまらず、世界に飛び出していきましたねー、何周も。

フミさんのトークは、(女性にありがちな)しゃべりっぱなしではなく、必ず「オチ」をつけるところ。見事だなあと、毎朝、聞きほれてしまいます。

初回講義のテーマは、話し上手ってどんな人?から。
フミさんは、人はみんな「自分を認めてもらいたい、知ってほしい、聞いてほしい」という自己承認欲求の塊であると指摘します。それを上手にキャッチしてあげて、さらに話せるように持っていくことが、話し上手になるポイント。
ひとまず、人に親しみを持ってもらえる小手先テクニックを…ということで、「色」を使った、話題作りのヒントを教えてくれました。

「これ、午後からすぐに使ってくださいね」と、笑顔で、コミュニケーション力というお土産をたくさん頂いた90分でした。

第2回は、還暦を過ぎても、ここちよくかっこいいトークがさらに進化する、DJ界のレジェンド正岡省吾さん。

私が学生の頃から、絶大な人気のDJ。話題に窮すると走りがちな、下ネタや自虐ネタに頼ることなく、みんなを楽しませるネタ選びは、さすがのレジェンドです。

正岡さんは、「雑談力」をテーマとした講義。
相手とのいい関係を築きながら、会話を盛り上げていくコツ、ネタの選び方などを伝授してくれます。

他人が悩みをうちあけている最中に「私なんかもっとひどいめにあったんよ、こうでこうで」と、逆に自分の不幸自慢を始めてしまう、ありがちな失敗例だとか、せっかく褒めてもらったのに「そんなことないですよ」と否定してしまう例など、日常生活でやってしまいがちな、コミュニケーションの失敗あるある話もちりばめながら、中身の濃い90分でした。

毎週水・木の「TIPS(11:45~)」では、正岡さんのシンプルで豊かな言葉が、正岡さんセレクトの音楽とともに素敵な時間をつくりだしています。

このあとも、井坂彰さん、杉作J太郎さんと、錚々たる講師が、「ここだけでしか聞けない」しゃべりのコツを伝授してくれます。なんという贅沢な講座でしょう!
もちろん単発受講も可能です。
ラジオ×アナウンススクールコラボ企画「話塾」、覗いてみてくださいね。

今週末(11月9日)は熊本フミさんの2回目講義。
すぐに使える「しゃべりの裏技」も出てくるかも。

記者プロフィール
この記事を書いた人
永野彰子

入社32年目、下り坂をゆっくり楽しんで歩いています。
ラジオ「ニュースな時間」で出会った人たちの、こころに残ることばを中心にお伝えできればと思います。

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