この春からYahoo!ニュースと連携して取り組んでいる企画記事「西日本豪雨~愛媛から伝えたい」の4本目の記事『1個500円 ミカン農業の稼ぐ力』をきょう、発信しました。
【愛媛から伝えたい】年間収入1000万円超の若手農家が増加 西日本豪雨被害のミカン産地・玉津、復興への馬力に
この特集記事は、8月27日から『ニュースの深層』で5回シリーズで取り上げた被災地、宇和島市玉津地区のミカン農家の復興へ向けた取り組みを、1つの視点で再構成し、スマホ向けのニュース特集記事として発信したものです。
特集記事を書き終えての感想です。
被災・復興に関するニュースが、南海放送のニュースも含めて感情に流され、しっかりとした視点で分析的に書かれていない点に、もの足りなさを感じていました。
被災直後は、”頑張れ!”と応援する心情が記事に強く出てもいいのですが、被災後1か月も経てば、災害が大きくなった背景や問題点など、深く掘り下げる必要があります。
いわんや1年以上も経てば、一層、どんな”視点”で書くかが問われます。記者としての資質や能力が問われるわけです。そういう意味で、発表の場(機会)を与えてくれたヤフーさんには感謝しています。もちろん、取材に積極的に協力してくれた玉津のミカン農家のみなさんにも感謝しています。
玉津の若手ミカン農家は驚くほど取材に協力的で、自分たちにとって都合のいい話も、悪い話も、分け隔てなく率直に話してくれました。その姿勢に産地や職業に対する自信と、自分の住む、先祖から受け継いだ土地を世界に向けて発信したいという強い意欲を感じました。
これまでに南海放送は、ヤフーと連携して「西日本豪雨~愛媛から伝えたい」特集を3本制作し、平均50万PV以上、書き込みも1本あたり約1000件と一定の成果を挙げてきました。
書き込みには参考になる意見もあり、ニュースづくりの新たな刺激になっています。
今後も南海放送報道局のニュース提供、発表の1つの場として大切にしたいと思っています。
是非、お読みいただき、感想など書き込んで頂けるとありがたいです。