社長を編集する

オピニオン室

いま「社長の編集」が”きている”そうです。

「せいかつ編集室」のサイトを運営し、ホームページやSNS、紙媒体などのPRツールを利用した企業や店のブランディングを中心に手掛ける大木春菜さん。

編集の力でファンをつくるをテーマに、企業と人、地域と人、人と人とをつなぐ仕事をしています。

大木さんによると、いま全国的に多くなっているのは、社長など個人のブランディングの依頼だそう。
特に、起業してこれから大きくなろうとする会社は、社長イコール会社のイメージであるので、「どのように見られたいか」も大事になってきます。
この会社がどんな会社で何を目指しているのか、社長がうまく発信していけば、会社の認知度も上がり、イメージアップにもつながります。
しかし社長は忙しい。発信が苦手な人もいます。そこで、社長の「頭の中」を代弁する人が外に必要となってきます。

社長の思いや戦略をくみとり、客観的に捉えて「このような発信の仕方、言葉の選び方、伝え方をするほうが、社長の思いがより効果的に伝えられますよ」というサポートをする仕事が求められます。
大木さんは、伝え方にしても、ツイッターはツイッターの世界観があるし、このネタならインスタで、など、発信する前に適切な媒体の使い方をアドバイスするそうです。
もちろん、大木さんのような編集者が社長から話を聞きだす中で、社長自身も、自分の頭の中が整理されて、よりどのような訴求がしたいかがクリアになってくるそうです。

直接発信できることで、より影響力をもって伝えることができますが、その分、ささいなことでマイナスに炎上してしまうリスクもあるのがSNS。そういったことを防ぐためにも、第3者が「社長を編集する」ことが求められているようです。

(わが社の田中社長は社内イチ発信してるけど、編集者要らずだな…)

ところで大木さんといえば、自身も「オンラインサロン」も運営し、全国にファンを持つ人気エディター。大木さんの手帳は、雑誌にも取り上げられるほど。

 

大木さんは、生活をより楽しくするために、絵日記を書くことをすすめます。
色筆ペンと万年筆をつかい、コツは、一発書きで書くこと。

 〈愛用のペンと日記帳〉

大木さんによると、SNSはいいことしか書かないことが多いけれど、絵日記はいいことも残念なことも感情を残せることがいいといいます。

   
〈大木さんのほっこりする絵日記は、インスタグラムで公開中です。〉

大木春菜さんの「せいかつ編集室」「せいかつクリエイト」、とても楽しくなるコンテンツが満載です。

大木さんへのインタビューは、きょう(28日)の、「ニュースな時間」の中で放送」します。※18時30分頃

記者プロフィール
この記事を書いた人
永野彰子

入社32年目、下り坂をゆっくり楽しんで歩いています。
ラジオ「ニュースな時間」で出会った人たちの、こころに残ることばを中心にお伝えできればと思います。

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