県立高55校は44校に 県立学校振興計画案

ニュース解説

生徒数の減少で
県立高校の在り方を検討してきた
県教育委員会は
現在の55校を
44校に減らす振興計画案を
先月、発表しました。
(来年度~2027年度に実施予定)

案では、1学年3学級以上が
適正な規模だとし、
入学生が80人以下の状況が3年続き、
その後も増える見込みが無い場合は
募集停止となります。

県内には
募集停止の要件に当てはまる
小規模校がありますが、
自治体や地域が
存続を後押しする学校は
例外的に魅力化推進校に認定し、
募集停止の基準となる
入学生の人数が緩和
されます。

県外からも生徒を募集

水族館部で全国的にも有名なった
長浜高校の在籍生徒数は
1年生58人、2年生25人、3年生29人。
(2022年8月4日現在)

1年生は募集停止の基準を上回りますが
県内だけで生徒を集めるのは難しく、
58人のうち11人が県外出身者です。

県全体では今年度、県外出身の生徒は
70人にまで増えています。

県教委は夏休み期間中の
先月下旬から今月下旬にかけて、
長浜高校を含む7校を対象に
学校見学バスツアーを行い、
県外からの生徒獲得を目指します。

目的は“充実した教育環境の実現”

少子化で、県内では
この30年で生徒数は3万人減少し、
昨年度はおよそ2万4000人となりました。

一方
この間に募集停止(閉校)になった
県立高は2校のみ。

結果として各学校の小規模化が
進んでしまったのです。

県教委は
「生徒が多くの仲間たちと
切磋琢磨することで
より高い目標を達成できる。
充実した教育環境を実現するため
学校の統合を視野に入れた
再編整備を進める必要がある」
と説明しています。

今月6日からは
四国中央市を皮切りに
地域住民らを対象にした
「県立学校振興計画
第1回地域説明会」が順次、
県下各地で開かれます。(全8回)

愛媛県県立学校振興計画策定関連情報
記者プロフィール
この記事を書いた人
中武正和

1975年11月松山市生まれ。南海放送南予支局(宇和島駐在)記者として一次産業を中心に様々な話題を取材。西日本豪雨は発生時から被災地で取材活動に従事。2021年4月から県庁担当記者。南予・東予から届く支局の話題を分かりやすく解説します。

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