真面目な今治市職員が仕事中に・・・

オピニオン室

「まさか仕事中にゲームできるとは
思いませんでした」(若手男性職員)

写真はおととい(20日)、午後3時すぎの
今治市役所内の一コマ。

いい笑顔ですね~。

この笑顔が
今日の解説記事のポイントです。

仕事って本当は、こうじゃなきゃ!

集まった13人は決して
遊んでいるわけではありません。
(もしかすると
真剣に遊んでいた職員が
いたかもしれない・・・)

この春、庁内に設置された
『eスポーツがもたらす
共生社会の推進プロジェクトチーム』
のメンバーです。

「太鼓の達人」を
どこか恐々(こわごわ)見つめるのは
健康福祉部長と
健康福祉政策局長の2人。

「フツーに楽しいですね。
(太鼓の達人は)とっつきやすいですね」
(福田豊局長)との感想でした。

プロジェクトチームの
設置目的は主に2つ。

①高齢者や障がい者の輝く場、
交流の場の創出。

②デジタル分野を活用した
社会参画の機会の拡大。

ところが!

実はこれより前、初回ミーティングで
チョットした心配ごとが生じたようで・・・。

◆「職員は真面目過ぎる!」

「若い職員と課長クラスの
テンションがあまりに違うんで・・・」
「今治市の職員は真面目。
まさに真面目えひめ、
いや真面目過ぎる!」
(徳永繁樹市長)

おととい今治市役所を訪れ
まず徳永繁樹市長に
あいさつに行くと・・・。

どうも
プロジェクトチームの
初回ミーティングに不満げな様子。

よくよく聞くと
どうも議論が活発でなかった?
今後に不安を覚えた?徳永市長は
「職員の頭の体操が必要」(市長)と
感じたようで・・・。

私に
「eスポーツの勉強会的なものを
開いて欲しい」と打診があり、
おとといのゲーム体験会&
ブレインストーミング
(集団で自由にアイデアを出し合う)
開催となったわけです。

ただ、さすがに選ばれし集団
市職員は、くだけた雰囲気で
自由に議論すると
優秀さを発揮し・・・
(私がエラソーにいう立場に
ないが・・・)。

eスポーツの魅力について

1.立場の違いを超えて触れ合える
2.みんなで楽しめる
3.見ても楽しい
4.ゲームタイトルによって
プロ並みの実力を発揮する人と
全くの素人になってしまうという
大逆転がある
5.ゲームタイトルごとに
ヒーローが生まれる

などの意見が出されていました。

どれも核心を突く意見だと
感じました。

う~む、真面目、恐るべし!

◆市長がのけぞるような提案を!

ところが!最後に
またまたチョットした心配ごとが・・・。

土居忠博副市長が、最後に
「市長が2、3歩下がって
のけぞるような大胆な提案を!」
と発破をかけたのです。

市長がのけぞるような提案・・・

これまた難題・・・

FC今治の試合に例えると
厳しい球出し!(土居選手)
かなり走らされる!(職員という名の選手)
しかし、その球を選手同士で
絶秒につないで!(チームワーク)
最後にゴール!!!
(徳永ゴールキーパーのけぞる)

といくのか、どうか?

大切なのは、この日の笑顔。
この”楽しい”を
これからも仕事として
守り通すことができるかどうかが
ポイントではないでしょうか。

プロジェクトチームの行く末を
この解説記事でも
見守りたいと思います。

これって、究極の情報公開ですね。

*****

私は愛媛県eスポーツ連合の
運営委員長の立場で引き受けました。

谷本雅章さんは
連合のアドバイザーを
務めています。

記事は
南海放送記者の立場で書きました。

記者プロフィール
この記事を書いた人
三谷隆司

今治市出身(57) 1988年南海放送入社後、新居浜支局、県政担当記者を経て現在、執行役員報道局長・解説委員長。釣りとJAZZ、「資本論」(マルクス)や「21世紀の資本」(ピケティ)など資本主義研究が趣味。

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