メンバー4倍に!愛南マダイ応援隊

オピニオン室

今年度も
松山大学の社会貢献活動グループ
『愛南マダイ応援隊』が結成され
活動が始まりました。

第3期生となります。

リーダーの
保田音萌(やすだおとめ)さんは3回生。

2020年の応援隊発足時から参加した
”創業メンバー”です。

第1期生は、わずか6人でした。


(写真上2枚・愛南マダイ応援隊発足時
の保田さん/2020年)

2020年、愛南町の養殖マダイの
大消費地だった
首都圏の飲食店の需要が
コロナで”消滅”。

生け簀に養殖マダイが滞留し
大問題となりました。

南海放送のYahoo!特集記事で
事態の深刻さを知った松山大学生が
「愛媛の養殖マダイを応援したい」と
自主的に結成したのが
愛南マダイ応援隊のはじまりです。

今年度、3期生となるメンバーは24人。

発足時の4倍となる人気ぶりです。

実は参加希望者はもっといました。

しかし、希望者全員を
保田さんらが面接し、
「明らかに就活目的での希望者には
遠慮してもらった」(保田さん)。

「この活動は就職にはめっちゃ有利」
(保田さん)なんだそうです。

発足時の”創業の理念”を知る
保田さんの今年の目標は
愛南マダイを使った新たな商品開発。

「今、頭の中にあるのは
例えば、愛南マダイを使った
『愛南町の特産品弁当』みたいなのを
開発して、JR松山駅や道後で
売ってみたい。
魅力てんこ盛り弁当みたいなやつ」と
意欲満々です。

頼もしい保田さんですが
1回生の時は、まだ養殖現場も
見たことがなく
養殖魚について
こんな”理解度”を会議で披露し
みんなを笑顔にしました。

「養殖は自分で育てるやつ?
ペットみたいな・・・」。
(写真とコメント・共に2020年)

今では、愛南町役場の水産課職員と
”正々堂々”と打ち合わせもする
立派なリーダーに成長しました。

リーダーの役割は
理念をしっかり
メンバーと活動に浸透させること。

頼もしいリーダーに
やる気溢れるメンバーが加わって
愛南マダイ応援隊は
今年も活躍しそうです。

記者プロフィール
この記事を書いた人
三谷隆司

今治市出身(57) 1988年南海放送入社後、新居浜支局、県政担当記者を経て現在、執行役員報道局長・解説委員長。釣りとJAZZ、「資本論」(マルクス)や「21世紀の資本」(ピケティ)など資本主義研究が趣味。

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