松山大でeスポーツ講義を今年も開講

オピニオン室

松山大学で
『eスポーツビジネスマネジメント』
(経営学部情報コース特殊講義/
愛媛県eスポーツ連合協力)が
今年度も開講されています。

先月29日、愛媛県eスポーツ連合
公認キャスターで
南海放送の和氣孝治さんが
「eスポーツを話す
~eスポーツキャスターという仕事」
をテーマに講義しました。

和氣さんは2017年、愛媛国体で
全国で初めて
文化プログラムの正式競技として
eスポーツが採用された歴史を紹介し
愛媛が全国的にみて
eスポーツ”先進県”だと紹介しました。

講義は去年度に続いて2度目
受講生は130人と、
松山大学でも
指折りの人気講座になっています。

和氣さんは
フィジカルスポーツ実況と
eスポーツ実況を比較し
「心がけることや
必要なスキルは全く一緒。
リアルなスポーツも
バーチャルなスポーツも
プレイヤーはアスリート。
真剣にプレイするアスリートを
リスペクトし、
その最高の瞬間を描写するのが
実況の役割」と話していました。

1時間30分の講義では
学生からたくさんの質問があり、
就職活動と実況を関連付けて
「実況は就活に通じるところが
あるように感じた。
面接で
的確に説明やアピールするためには
どんな点に気を付ければいいか?」
という質問もありました。

和氣さんは
「語彙(い)力を増やす訓練が必要。
自分の持っている表現や言葉を
瞬時に繰り出せるか。
自分のしゃべりを実際に聞いてみると
ムダやアラが多いことに気づく」と
答えていました。

講義は週一回、合わせて15回行われ
◆「ゲーム依存症」
(愛大医学系研究科講師)
◆「eスポーツ~地方創生」
(東京都eスポーツ連合)
◆「政策とeスポーツ」
(愛南町)
◆「映像コンテンツの未来」
(南海放送)
◆「ブロックチェーンとeスポーツ」
(メディアサイエンティスト)
などのラインナップを予定しています。

記者プロフィール
この記事を書いた人
三谷隆司

今治市出身(57) 1988年南海放送入社後、新居浜支局、県政担当記者を経て現在、執行役員報道局長・解説委員長。釣りとJAZZ、「資本論」(マルクス)や「21世紀の資本」(ピケティ)など資本主義研究が趣味。

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